もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

音と動きの即興対話/ZOYD.LOGUE.2017 TANGO's EIDOS(タンゴの形相)@海外移住と文化の交流センター

角正之さんが企画制作なさっているパフォーマンスの一つの回だったようです。
久田さんの音は心がすっとします。途中に謡もあったのですが、どの曲の一部だったか私にはわからず。松風、という言葉はありましたが。
直毅さんの演奏は、タンゴの要素と即興の要素がありました。
角さん、レナートさんは、ダンスというより、動き、と言った方が合っているように思いました。相似形のようだったり、ずれていたり。特に、ブラジルカポエイラ認定師範でもあるレナートさんの動きは独特で、フラメンコダンサーとは違う柔らかさがある。
短時間の公演で、あまり説明はせず観客に想像させるタイプのものだったので、アッと言う間に終わった印象です。素朴過ぎる感想ですが、ダンサーのお二人、酔っ払いが絡み合って軽く喧嘩してるようにも見えました。
一番最後、客も前に出るよう呼びかけられみんなで手をつなぎ、タンゴの?ステップ踏んで踊ったのは楽しかった。ヴァイオリンが「ラ・クンパルシータ」(たぶん)弾いて、小鼓が時々、ポン、と入って。
出演者ではなく、客席でステージの光景をライヴスケッチして色も入れている外国人男性がいらして、凄かったです。終わってから、カタコトで少し話しました。
楽しい3泊4日でした。

5月30日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
久田舜一郎 (能小鼓、謡)
北村千絵 (ヴォイス)
角正之 (ダンス)
Renato.Leao (ダンス)