喜多直毅&黒田京子デュオ@Sweet Rain
何回聴いても新鮮なデュオです。今夜は特に、ジャズのスタンダードナンバー" ロンリー・ウーマン"が良かった。タイトルコールなしで始まったので、ジャズに疎い私は即興演奏して最後に全く異なる雰囲気の旋律を短くやるのかな?と思ってましたが、どうも違う。同じフレーズが繰り返されているのです。そうか、これが本筋なのだとは分かりました。でも8月のコンサートで聴いているこの曲とは分かりませんでした。「他人の顔」「タンブーラン」の自由な展開も楽しかった。アンコールのラフマニノフは、包み込まれるようで、とても豊かな気持ちで帰路につきました。
ここ最近、個人的に、苦手なこと、とても緊張することが続きましたが、生きていればこんな良いこともあるのだなぁ。おおげさですが。
10月4日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
黒田京子 (ピアノ)
01. Tristorosa (ヴィラロボス作曲)
02. Tambourin (Rameau)
03. 波の盆 (武満徹作曲)
04. 遠くへ行きたい
休憩
05. 地の底 (黒田京子作曲、映画『作兵衛さんと日本を掘る』より)
06. 他人の顔 (武満徹作曲)
07. ロンリー・ウーマン (オーネット・コールマン)
08. Tears (黒田京子作曲)
アンコール;YOU CAN'T GO HOME AGAIN (ラフマニノフのメロディに基づいて)