もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅&黒田京子デュオ@グレコ

グレコの「2階」はカウンターとテーブルが1台の小さいスペースで、「1階」より狭いのです。今夜は、2階で満席でした。お二人に直接、ゆかり、のある方々もいらしてました。私は体は少々弱ってましたが(風邪気味)、気持ちはとても良かった。

直毅さんのヴァイオリンは、糸の切れた凧のようなところもあったけれど、糸は決して切れていなくて、目の前で聴いていると直撃されました。たっぷり自由があって、尚且つ、デュオとして阿吽の呼吸でキマるところはきっちり。アンコールの"Tears "(黒田京子作曲)、良かったなぁ。3rdアルバムが待ち遠しいです。

 

1月11日

喜多直毅 (ヴァイオリン、朗読)

黒田京子 (ピアノ)

01. 黄昏のビギン (中村八大作曲) 

02. 暗い日曜日 (Seress Rezso)

03. Tristorosa (Villa-Lobos) 採譜は翠川さんがなさったそうです。題名ですが、グーグル翻訳では三位一体、と出てました。

04. 水はみどろの宮のテーマ(黒田京子作曲)

休憩

05.  Die rote Rosa 赤いローザ ( Kurt Weill) ここだったかな、演奏しながら靴をそっと脱ぐ直毅さん。(最後までソックス。)何か始まるかと思ってましたが、終演後、靴音が気になったからと仰ってました。逆に体調がちょっと気になる。

06. 他人の顔 (武満徹作曲) この尖った自由な感じが大好きです。

07. Gelsomina ジェルソミーナ (Nino Rota)~日日是好日 (黒田京子作曲) 現在公開中の映画『日日是好日』の原作者はエッセイストの森下典子さん。黒田さんは昨年10月に、朗読と音楽、トークの催しで共演されいます。映画『日日是好日』の中で主人公が映画『道』について思い出して語っているのでつなげての演奏でした。

08. 青いスカーフ bторая мировая (Vadim Kozin)直毅さんが詩を読んでから演奏。

アンコール;Tears (黒田京子作曲)