もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

絃と弦と弦(喜多直毅、翠川敬基、マクイーン時田 深山)@インエフ 

 

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フライヤー


2019年最初のライヴはこれでした。

私は深山さんのすぐ前の席で、筝(十七絃)を演奏するのを至近距離で見ることも出来て、とてもおもしろかった。糸状のもの(絃、或いは弦)を奏でるという点ではヴァイオリン、チェロも同じですが、弓がないからより直接的なのです。「琴柱(ことじ)」を動かせるのも、ヴァイオリンやチェロにはない特徴ですね。

直毅さんのヴァイオリンは音色は本当に美しかった。1stセットで、ティアクライス魚座のなかで、(たぶん)即興のメロディを歌うところとか、乙女座のテーマのところとか。

季節の話題で、お正月を郷里で楽しく過ごされたこと話されてました。

2ndセットは、翠川さんの曲と、富樫雅彦さんの曲でした。最後に演奏された、「フェア・ゲーム」はとても久しぶりで、緑化計画のことを思い出しました。2008年〜2010年の3年間、特別にやり繰りした訳ではないのに毎月ライヴに行けたんです。この曲はアルバム" bisque "に収録されています。聴くと必ず頭に浮かぶイメージがあります。秘密の匂いのする情愛…。

翠川さんはお腹の風邪で体調良くないそうですが、それでも演奏は素晴らしかった!

どうかお大事になさってください。

1月5日

喜多直毅 (ヴァイオリン)

翠川敬基 (チェロ)

マクイーン時田 深山 (十七絃)

今日は、全く別分野のギタリストの藤岡幹大さん (享年36歳。一年前、不慮の事故後に他界されました)の命日で、明け方に彼の夢を見て、自分自身がふわふわと何だか変な感じでした。

でも、ライヴを聴いて、友人とも話して、落ち着いたと思います。まぁ、元々変わった人間だと自覚はしてますけど(笑) 人と関わるって大事ですね。

 

シュトックハウゼン作曲:ティアクライス(黄道十二宮) 星座のための12のメロディ より

01. 双子座 Zwillinge

02. 水瓶座 Wassermann

03. 魚座 Fische

04. 乙女座 Jungfrau

休憩

05. hinde hinde (翠川敬基作曲、ヒンデミットの主題に基づいて)

06. haze (冨樫雅彦作曲)

07. It's Tune (冨樫雅彦作曲)

アタマは4回繰り返して、と業務連絡。くっきりしたフレーズ。

08. Fair-game (翠川敬基作曲)