もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×西嶋徹@松本弦楽器

実は明け方まで不調でしたが、寝るだけ寝たら松本弦楽器に行く元気が戻って来ました。そんな訳で到着はギリギリ。初めて作業スペースの席(同じ部屋ですが後方の壁際で一番遠い)で演奏を聴きました。

来月末にデュオでレコーディングするとのこと。先月のカンタ氏とのデュオの為にアレンジした曲を、ヴァイオリンとコントラバス用にリ・アレンジした曲がいくつかありました。お二人で演奏する機会は多くはないのでまだちょっと硬いかな、と思いましたが、これだけの準備をしていろいろな方面の方々と演奏する直毅さんのエネルギーはすごいなぁ。

今夜の演奏で一番好きなのは『赤い橋』です。浅川マキさんが歌った曲。始まる前に、交互に次のライヴ告知したり譜面を読み返してらっしゃいました。その" 難しいところ "は確かにおもしろかった。でも、小さな音量で奏でるところもとても良かった。西嶋さんは端正で美しい演奏されますが、そこからはみ出した感じの即興演奏もとても好きです。

 

1月12日

喜多直毅 (ヴァイオリン)

西嶋徹 (コントラバス)

01. 悲しい酒 開演直前に楽器の調整を松本親方に頼む直毅さん。調整するのを間近で見ることが出来て良かった。親方は、今から⁈この男は本当に!と半分怒っておられましたが、厚い信頼関係があるから出来ることですよね。

02. I Girasoli ひまわり (Henry Mancini/編曲:喜多直毅)

03. 喝采 1972年発売のちあきなおみさんの歌。

04. ムーン・リバー (Henry Mancini/編曲:喜多直毅)

05. 舟唄

06. 赤い橋

07. 故郷 (岡野貞一作曲の唱歌)中間部に喜多直毅作曲の「ふるさと」が入っていました。直毅さんは、故郷に結構思い入れがあるようですが、私自身はそうでもないのです。まぁ、人それぞれです。

アンコール;アリラン (朝鮮民謡) 今夜は長い譜面の曲が多かった。転調したり、曲の雰囲気が変わったり、アレンジが決まっている部分が多いということですね。短い主題だけ譜面に書かれていて、中間でフリーに展開しインタープレイがあり、ここ、というところで主題に戻ることが普段はよくあるのですが、また違った面を聴くことが出来ました。