もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

Florian Walter×齋藤徹×喜多直毅@キャンディ

齋藤徹さん、九州から東京に戻って第一弾のライヴですし、この組合せは聴きたくて、怠惰な自分にムチ打って千葉県稲毛まで行って来ました。

45分くらいの即興演奏を休憩挟んで二つ。会場は満席でした。
1stセットは割とアグレシッブな場面が多かった感じ。
ロリアンさんは、二人の弦楽器奏者の音量(PAなし)を把握して、ミュートを入れたり、「息」でいろいろなことをしてました。
2ndセットは、直毅さんの端正なヴァイオリンから始まったかな。
区切りはなかったけれど、デュオになったシーンもあり。
徹さんはマレット、直毅さんはクリップも使ってました。
より、3人の相互理解が深まった感じがしました。
途中、音の流れがゆっくり、静かになり、いったん無音になって、どうするのかなぁと思っていると、小さい音からまた始まりました。ここが良かった。お互いを聴き合う姿勢がはっきり見えた。
3人それぞれ、その楽器の教科書的ではない演奏があっておもしろいセッションでした。

明日は雨で寒くなるようです。
私の一番苦手な気候。でも、この演奏のことを思い出して、一日なんとか乗り切れそうです。

12月5日
Florian Walter (アルトサックス)
*ドイツの方で、ヴァルターさんと読むようです。直毅さんより若い。
齋藤徹 (コントラバス)
喜多直毅 (ヴァイオリン)