もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

12/7  " Happy Sixty ,Tetsu!"@ポレポレ坐

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12月7日
コントラバス奏者・齋藤徹さんの還暦祝いパーティに行って参りました。
(お誕生日は10月27日です。)
私などが参加しても良いのだろうか?どんな感じになるのかな?と不安に思いながらポレポレ坐へ向かいましたが、とてもとても楽しい集いでした!

プログラム順ではありませんが、思い出しながら書きます。
セッションタイム(全て徹さんのオリジナル曲です)
ミュージシャン名は左からの並び順です。
01. 夕影させば
瀬尾高志(コントラバス)、田嶋真佐雄(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)、かみむら泰一(ソプラノサックス)、熊坂るつこ(アコーディオン)、松本泰子(うた)、さとうじゅんこ(うた)
オペリータ「うたをさがして」の曲。確か…前半の明るい調子の部分だけだったかな。
02. 「浸水の森」より ミュゼット
瀬尾高志(コントラバス)、田嶋真佐雄(コントラバス)、田辺和弘(コントラバス)、かみむら泰一(ソプラノサックス)、熊坂るつこ(アコーディオン)
私にとって久し振りの瀬尾さん。コントラバス3人並んで、実に楽しげに演奏してらした。
03. 風の踊り
黒田京子(ピアノ)、田嶋真佐雄(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)、熊坂るつこ(アコーディオン)、鈴木ちほ(バンドネオン)、かみむら泰一(ソプラノサックス)、田辺和弘(コントラバス)
西日本ツアーがもうすぐ始まる「うたをさがしてトリオ」(齋藤徹、さとうじゅんこ、喜多直毅)の発端は、とある結婚式での演奏と、引き出物としてあらかじめ録音したCD「むがさり唄」ですね。その1曲目、つまり新郎新婦入場の曲ですよ、これ。大好きな曲、何度も何度も聴いたCDなもので、つい私も一部分歌ってました。
矢萩竜太郎(ダンス)さんが入ったのはこのあたりだったでしょうか。
続けてダンスタイムになり、司会の喜多直毅さんが踊りたい方はどうぞ!と呼びかける。
徹さんを椅子から立ち上がらせ、二人で踊り始めたのはフラメンコダンサーの森田志保さん。となると徹さんの奥様も前に出なきゃ!とお誘いする方あり。でも、途中まで行って下がろうとされるので、ついお節介ながら押し出して徹さんのところまでご一緒したのは私です。
04. よみがえりの花が咲く
黒田京子(ピアノ)、さとうじゅんこ(うた)、松本泰子(うた)、田辺和弘(うた)
一転してシンプルな編成に。田辺さんもバッチリ歌ってましたよ。なんて素敵♪
05. ふりかえるまなざし
徹さん、いつものライオンヘッドにおめでたい赤いちゃんちゃんこ(制作:田嶋真佐雄)着せたコントラバスをチューニングして参加。
黒田京子(ピアノ)、さとうじゅんこ(うた)、齋藤徹(コントラバス)、松本泰子(うた)、田辺和弘(コントラバス)、かみむら泰一(ソプラノサックス)、熊坂るつこ(アコーディオン)
う!?…徹さんが少し歌ったのはどこでした?思い出せません、すみません。
*12/11追記
徹さんが歌ったのは「よみがえりの花が咲く」でした。
http://travessiart.com/blog/9402/

徹さんのスピーチのなかで、心に残ったことがいろいろあります。(細かい表現は正確ではなかったり、記憶違いあるかもしれません。)
「毎日が誰かの誕生日であり、誰かの命日でもある。」
「自分は昨年病気になって、あと10年仕事がしたいと思ったので、沢山歩いたりして自分で治した。僕と同じ年、同じ日に生まれた人がいて、彼は病院の中で主体的に治した。(1日1万歩、歩いたのでしたっけ(?))」
この意志の力、行動力。病気との関連は実際どうなのか、何でも疑ってかかる私ですが、この気力はすごいと思う。
「トラヴェシアという名前のレーベルをやっているが、これは架け橋という意味。次の世代へ引き継いで行く仕事をやっていきたい。」
失礼な書き方にあたるかもしれませんが、徹さんふだんの演奏会ではこんなにハッキリ明確にはMCなさらないのですよ。「演奏が第一!」で、他の事は共演者に任せるか、観客それぞれが自由に感じ取って下さい、という雰囲気です。
それも徹さんの魅力ではあるけれど、もう少しわかりやすくMCして欲しいな。そうでないと、初めて聴いた観客はなんだか取り残された感じが無きにしも非ず、ですよ。

会場でのお祝いスピーチがお二人。黒田京子さんの見事な謡「高砂」、良かったです!
国内外からのメッセージムービー上映もありました。多くの方々がいろんな雰囲気でお祝いです。
ムービーとは別に、文章で寄せられたメッセージもあって、司会の直毅さんが読んで紹介でした。これは場が賑やかで気付かなかった人が多く、それは残念でした。でも、もちろん徹さんは聴いてらっしゃいましたよ。

全員で「舟唄」を歌おう!タイムに。配布されたプログラムに楽譜と歌詞。
この曲はオペリータ「うたをさがして」に入っていますが、CD「むがさり唄」にも収録されています。力強いうたです。女性が歌うには低いFがあるのでちょっと辛いけど、これも大好きなうたです。
ミュージシャンはほぼ全員演奏。喜多直毅さんは司会に徹して、ミュージシャンの名前の紹介なさってました。ギターの今井和雄さんは後からいらしたのか、後方で聴いていらっしゃいました。
この曲の最後の部分、CDでは静かなもう一つの旋律があって好きなんですが、大勢の場だったし、にぎやかに終わりました。

矢萩竜太郎さんの一本締め(この方しかいませんよね)で閉会しました。

プログラムに記載されていた、還暦コンサート実行委員会メンバーは、喜多直毅、さとうじゅんこ、齋藤真妃、田辺和弘、田嶋真佐雄の5人の方々でした。
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司会の喜多直毅さん、こういう型のある会の司会もきっちりされるし、普段のライヴのMCも上手いですよね。
機転がきくのか、事前に練りに練っているのか、その両方かな。
楽家としての心と体の使い方とはまた違ったエネルギーが必要だったことでしょう。お疲れ様でした。
次は水曜のマデイラで、ゲスト出演ですが、ヴァイオリンをたっぷり聴けると嬉しいです。