もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

齋藤徹×外山明×喜多直毅@cooljojo

他にもあったけど(音楽ではなくて別分野で)、迷いなく即興演奏聴きに本八幡に行って来ました。初めての場所でした。老若男女のお客さんが大勢。
齋藤徹さん、喜多直毅さんにもう一人加わった2015年の「挟み撃ち」シリーズに近い感じがあったかな。
並ぶ位置で言えば、左から徹さん、直毅さん、外山さんなので、挟まれているのはヴァイオリニストですが。
私の耳はドラムスの音には慎重な方が良い為、左端の席に座りました。
その距離が良かったというより、外山明さんが実に繊細で、シンバルも鳴らしていたけれど全く大丈夫でした。美しい。
30分強の即興演奏を休憩挟んで二つ。
以前に「喜多直毅×外山明」を聴いた時よりも、かみ合い具合がとても良くなっていました。太鼓の音がとてもきれい。お二人も勿論日々変化しているのでしょうし、齋藤徹さんが入ったら違って来るのは当然と言えば当然ですね。
徹さんと直毅さんの相互関係は、ほかに無いくらい。珍しく、直毅さんが収束しようとしているけど徹さんが次のこと始めた時がありました。
直毅さん、徹さんが弓を振って音を出すと(直毅さんは照明器具も軽く叩いてました)、外山さんも同じようにして、叩くふりしてフェイント、みたいなところでは、笑いが起こったり。
徹さんがハバネラのリズム、八重山諸島風の旋律を奏でたり。
1stセットの最後の60秒くらい、直毅さんはお二人の音をじっと聴いて、ご自分は無音。
2ndセットでは、直毅さんと外山さんが演奏して徹さんが無音のところもありました。ここ、おもしろかった。
喜多直毅さん、45歳最後の演奏が聴けました。(明日で46歳だそうです。)

2月17日
齋藤徹 (コントラバス、ほか)
外山明 (ドラムス)
喜多直毅 (ヴァイオリン)
*徹さんのトリオ、ではなく、3人は同格だと徹さんが書いてらしたので、年齢順に書きました。