もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅ヴァイオリン独奏@Bagus

直毅さんの大学の同窓生さんが経営されている、高津の小さなバー(レゲエとラム酒とおでんが名物でしょうか) でのソロライヴ。
今回はスタンドマイク使用。録音のために空調は切って演奏でした。
1stセットは30分弱の即興演奏。弦を押さえてヴァイオリンのネジの側を弾いているのは初めて見たかも。静かな局面では、スーッと心の中に入ってくる良い音色でした。" 夜の湖" と勝手に命名している雰囲気の音の流れでした。実は今日はあまり調子が出なくて、家でイライラしていたのですが、浄化された気分です。
休憩を挟んで、2曲。(わかりやすい)曲を(も?)やって欲しいとお店から言われて、とのこと。
「舟唄」は阿久悠リスペクトアルバム『地球の男に飽きたところよ』の中の1曲として、浜田真理子さんの歌、笹久保伸さん(gt)と喜多直毅さんがレコーディングしていますね。ヴァイオリン独奏で聴いた方が魅力的。すみません、好みの問題ですから仕方ない。
次に「アリラン」。朝鮮半島の一番有名な歌かもしれませんね。韓国、朝鮮の音楽の雰囲気と演奏が合っていて、良い感じでした。
最後に、短めに10分くらい、と予告して即興演奏でした。(12分くらいだった)これは、アリラン、の空気とつながっている感じでおもしろかった。あんなに音数が多く即興演奏するのは珍しい。音数が多くても、要らない音は一つもないように思いました。
夕方から始まって、19時頃に終演。こういう時間設定も私は助かります。夜は眠るのが大切なので。

2月10日
喜多直毅 (ヴァイオリン)

追記
アリラン」が喜多直毅さんのsoundcloudにアップされていました。
https://m.soundcloud.com/naoki-kita