もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×黒田京子@ドレス

首の細かい血管が浮き出るほど声出したり、ヴァイオリンのf字孔に息入れたり、菜箸投げたりするヴァイオリニスト。
両手に弓持って弾いたり、両手に菜箸持って弦を叩いたところもありました。

美しい旋律と自由な演奏のデュオ。


01. 即興1
「決めごとの無い即興演奏をやりたい」喜多さんと、「やりたい曲がある」黒田さんで協議の末、前半は即興、後半は曲という構成にしたそうです。
私は全部即興という黒田さんも聞いてみたい。
02. 喜多直毅ソロ
タイマーで計って即興演奏。
「騙されて殺されて騙されて殺されて」もやりました。この言葉もオリジナルだそうです。
03. 黒田京子ソロ
しばらく即興演奏があって、ワジム・コージンの曲。(「青いスカーフ」?)
04. 即興2
再度デュオ。
改めて、黒田さんは喜多さんと共演するピアニストのなかで特別な一番だと思いました。
休憩


05. 砂丘(喜多直毅作曲)
スルタストで主旋律を。良い音だなぁ。
8本くらいの箸を次々投げては床に当たる音を作り出していたのはここだったでしょうか?
06. What are you doing the rest of your life?(ミシェル・ルグラン作曲)
アルバム「空に吸はれし心」の一番最後に入っていますね。ライヴで聞くのは久しぶりでした。
アドリブソロが圧巻!
07. 割れた皿(黒田京子作曲)
歌ったり、叫んだりします。
08. 闇夜を抱く君へ(黒田京子作曲。「天才喜多直毅に捧げた曲」だそうです)
6月3日の「軋む音」で初演だった、最後に「おーい、おーい」という声がある曲です。
黒田さんらしい暖かみのある旋律。
アンコール;若さが失せる時(ワジム・コージン作曲)


7月31日
喜多直毅(ヴァイオリン、声)
黒田京子(ピアノ)