もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

Miya×喜多直毅@珈琲美学

9月3日
Miya(フルート)
喜多直毅(ヴァイオリン、ほか)


01. 即興1
“即興Night!”となっているのにどうして譜面台があるんだろ?と思っていると、バルトーク作曲「2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲」の中の曲をモチーフにして始まりました。
直毅さん椅子に座って演奏でした。
しばらくすると、ヒュッとヴァイオリンの高い方から2番目の弦の端が見えました。弦が切れたというより抜けたような感じでした。ノンストップで3弦で演奏が続きます。
Miyaさんのフルートは美しい。そして面白い。フルートの歌口を咥えるようにして、「チャッ」と鋭い音も出します。鋭いけれど、その「チャッ」は下品ではない。
ヴァイオリンを抱えて指ではじく。汽笛ブエを吹き鳴らす、リコーダーの上の方だけはずして吹く。箸も棒も使ってました。椅子を傾けてゆっくりカタ、カタと鳴らすのは後でお店の人に何か言われてました。確かに、いたみますね、アレやると。
フルートが音のような息のような状態で奏でられる。とても美しい。
最後は直毅さんがヴァイオリンケースからチューナー?を取り出し、鳴らして、フルートもヴァイオリンも動きがゆっくりになり、やがて消え、電子音だけが鳴った状態で終わりました。
休憩


02. 即興2
喜多直毅ソロ。
瑞々しく、激しい。
声も出していた。
03. 即興3
Miyaソロ。
04. 即興4
再びデュオで。
ヴァイオリニストも立って演奏。音が寄り添ったり、離れたりする。
アンコール;バルトーク作曲「スロヴァキアの歌」を短めに。