もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅クアルテット 二日間連続公演『無慚』1日目@公園通りクラシックス

「沈黙と咆哮の音楽ドラマ」というサブタイトルが毎回示されている公演です。
今年はホール公演や、初の地方ツアーが続きましたが、久しぶりの渋谷のライヴハウスでの演奏会でした。
2011年4月から始まり、数えると今日は23回目。喜多直毅さんがリーダーのグループでは、一番長く続けているのかも。(ずっと前のタンゴフォビクス時代は私は全く知りません。)
1時間弱のMCなし、アンコールも(ほぼ)なしの世界です。まさにセリフのない音楽のドラマ。
いろいろなライヴがありますが、一番大切で、前の晩にとても楽しみでちょっと緊張するなぁ…と思うのは、これです。

今回は2日連続公演で、明日行けない人は残念ですね。というのも、ラストにやった新曲から " ここで終わるやり切れなさ"を受けたから。悪い意味ではなくて、この続きを聴きたい!と強く思ったのです。

今日の演奏、とても良かった。緊迫感と熱量、ピアノの内部奏法、ヴァイオリンの静かで内側に秘めた強さを感じるソロ、メンバー全員が各場面で(楽器で)歌う歌の素晴らしさ。
私は今日の中では「悲愴」が一番好きだな。1stアルバムリリースの時に、「幻の冬」というタイトルになりましたが、元に戻したようです。このタイトルは、2013年7月のライヴ全体のタイトルでもありました。「悲愴 肺の中のシベリアを行く」…言葉の詳しい意味は、わかりません。その年の12月公演の告知動画に入っています。(ちょうど2分あたり)
https://m.youtube.com/watch?v=PKusF76fiBo
明日を楽しみに、早めに寝て体力残しておかなくては。

10月21日
喜多直毅クアルテット
喜多直毅 (作曲・ヴァイオリン)
北村聡 (バンドネオン)
三枝伸太郎 (ピアノ)
田辺和弘 (コントラバス)

01. 月と星のシンフォニー*部分 (2ndAlbum収録)
02. 蒼穹 (1st Album収録)
03. 焦土
特徴あるリズム。
04. 悲愴 *タイトル "幻の冬 "改め (1st Album収録)
05. 疾走歌 (1st Albumに部分のみ収録)
06. 孤独 *新曲

明日の曲目も載ったプログラムが配布されました。明日も新曲あります。
そして、次回公演予定は、2018年3月10日(土)11日(日)で、時間・会場未定とのこと。