もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅&黒田京子デュオ@b.b. (ベーベー)

小さなスペースにギッシリの聴衆でした。
チャイコフスキーの「Baba Yaga」をピアノとヴァイオリン版にアレンジし、このデュオでは初演。おもしろいなぁ!
シリアスな曲も、楽しい曲も、阿吽の呼吸で演奏するお二人から、たくさん力をいただきました。

私、今月から生活が激変しまして、余裕のない日々を送っています。
出来ない自分への悔しい気持ち、世間の理不尽なことにまだ反撃出来ないこと。
その他、あれこれ。
音楽を聴くことも少し減っていたけれど、ペース配分は考えながら、こういう文化に触れる事は欠かしちゃいけないと改めて思いました。

3月11日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
黒田京子 (ピアノ、朗読)

b.b.の店主で俳優の"のんち"さん:「鶴」の朗読

01. オンディーヌ -水の精- (黒田京子作曲)
02. 三月のうた (谷川俊太郎作詞、武満徹作曲)
ここは黒田さんが詩を読んで。
03. Comme à la radio ラジオのように
ブリジット・フォンテーヌが歌った曲です。
04. 遠くへ行きたい (中村八大作曲)
05. おきな草のうた (黒田京子作曲)
黒田さんのソロアルバムに収録されていますね。宮澤賢治の作品を元に作った創作劇「夢の国」(1996年/劇団トランクシアター)のために書いた曲だそうです。そして、このお店はトランクシアターに関わる人々が運営しているとのこと。
一番最後、直毅さんの口笛と、弓でヴァイオリンのボディをこする音がとても印象的でした。
休憩

06. Vuelvo al sur (A.Piazzolla)
タンゴを、というリクエストがあったそうです。
07. チャイコフスキー作曲
"子供のアルバム−24のやさしい小品"Op.39より『Baba-Yaga』
自分の日記で調べると、2007年と2009年に(いわゆる第一次)黒田京子トリオでの演奏を私は聴いていました。
08. Les Yeux Ouverts 瞳を開いて
軽やかなフレンチ・ポップス。
09. Zuravli 鶴 (R.ガムザトフ作詞、Y.フレンケリ作曲)
まず、のんち、さんが詩を読んで演奏に入りました。
じんわり、涙が出そうになりました。
10. 残された空 (喜多直毅作曲)
東日本大震災の後も青空は広がっていて…というMCがありました。
喜多直毅クアルテットコンサートの最後で聴いた時の印象が強いのですが、初演はこのデュオでしたね。
アンコール;見上げてごらん夜の星を (いずみたく作曲)