もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×翠川敬基@インエフ

今さらながら…翠川さんて凄い。
正しいのに美しい。
そして今夜の直毅さんは、その翠川さんとの関係が新しい段階に突入したように思いました。


3月12日
喜多直毅(ヴァイオリン)
翠川敬基(チェロ)



01. 即興
このデュオ、完璧なんです。
「整った」というとちょっと違いますが、歪んではいない翠川さんのチェロと共演する時、直毅さんのヴァイオリンが生きるなぁと思った。
02. fly(富樫雅彦作曲)
ふわふわふわっと始まります。飛ぶ虫を想像しています。
で、いろいろあって(賑やかになったり、鋭くなったり)、静かなまま明確にテーマには戻らずに終わりました。
きゃー。
わー。
すごく良い。
03. wonder bird(富樫雅彦作曲)
中間の展開部のたくさんの音を制する、ヴァイオリンのギギーっという音が最高にカッコ良かった。
不思議で素敵なテーマ(“キメ台詞”だなぁといつも思ってます)に戻って終了でした。
休憩


04. 即興(喜多直毅ソロ)
歌なのか。歌になる前のモノなのか。あー、好きだなぁ!
05. 即興(翠川敬基ソロ)
単純に思える音のつながりが、こんなに深くて美しい。
06. ビスク(翠川敬基作曲)
07. メノウ(翠川敬基作曲)
これは宗教曲、と思っていた時期もありましたが、勿論テゼの歌とは聞いている私の気持が違います。
風景が目に浮かぶような音でした。「終末」かな。


身体は吐きそうにきついけれど、気持ちが高揚していて、午前2時を過ぎてしまいました。
もう寝ます、ハイ。