もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅ヴァイオリン独奏@sound cafe dzumi

暮れてゆく井の頭公園を背景に喜多直毅さん。
1部は永山則夫津軽の十三歳は悲しい」の朗読と即興演奏、2部は日本の歌。アンコールに「タイスの瞑想曲」。
夢の中にいるような良い気持ちでした。


3月10日
喜多直毅(ヴァイオリン、朗読)


01. 即興演奏と「津軽の十三歳は悲しい」(永山則夫・作)
東北の言葉で朗読。(津軽弁なのでしょう)
十三歳、自分は何をしていたかなぁ。
この曲のあいだに日が暮れて行きました。
じっと耳を澄まして聞き入りました。
休憩


第2部は日本の歌でした。(声ではなくヴァイオリンでの歌)
02. 朧月夜(作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一)
03. 三月の歌 (作詞・谷川俊太郎、作曲・武満徹)
中間部で即興演奏になります。
堪らない。
駒の向こう側(普通は弾かない方)を擦っているのに、どうしてこんなに綺麗な音が出るのでしょうか。
04. 仰げば尊し
05. 月の沙漠 (作詞・加藤まさを、作曲・佐々木すぐる)
有名な旋律から、暗黒世界に深くもぐっていくような展開部が好きです。
アンコール;タイスの瞑想曲(マスネ作曲)
直毅さんのこの曲を聞くのは久し振りでした。美しかった。
(ちなみに全て暗譜での演奏でした。)