もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

黒田京子トリオ@インエフ

「わ〜、楽しみ!」というだけではないいろいろな感情を抱き、(※わたしこう見えても「黒田京子トリオ(黒田京子、太田恵資、翠川敬基)」の大ファンなんです)、でも、黒田さんのホームページの文章を読んでこれは新しいバンドだと思ってライヴに行きました。


黒田京子 2011年のトピックス「新生 黒田京子トリオ(5月3日)」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kkyoko/topics/2011.html


1曲目は即興。
まずチェロがグイと出る。
ここでもう完敗。
駄目よ、いきなりここ触らないで!(笑)という心境になる。
美しさと強さ、弱さに感嘆してしまう。


そして2曲目以降はすべて曲で、ん?な局面もあり、富樫雅彦さんの曲は殺人的にまた美しく、そのうちに勝手に胃が痛み、私自身が間抜けにぼんやりしてしまいました。



自分が残念だったと振り返りながら、例によって五反田から国道歩いて帰宅途中です。


5月13日
黒田京子トリオ
黒田京子(ピアノ)
喜多直毅(ヴァイオリン)
翠川敬基(チェロ)


勿論、次回も聞きに行きます!



01. 即興
チェロの弓と弦の擦れるポイントから目が離せない。
こんな良い音、私の好きな音は他にありません。
ここの後半か、別の曲かで、左手で全く弦を押さえない時があり、指が痛いのかな?とちょっと心配になりましたが、その次で押さえてらしたので、そうではなかったようです。
喜多さんの左手は、実は可愛い。美しくもあるけれど、純真な少年の指のようでもある。
02. インハーモニシティ (黒田京子作曲)(アイヴスの主題をモチーフに)
03. Musica Callada 沈黙の音楽 (Federico Mompou作曲)
04. (たぶん、↑ の作品集の中の別の曲)
休憩


2ndセットは全て富樫雅彦さんの曲。黒田さん殆どの曲の譜面を今日はじめて手にしたそうです。
※メモするのも嫌だし、かといって全部は覚え切れないのでタイトルはよくわかりません。
・? 
・ヴォイス・フロム・ヨンダー
・スケッチ4
3月のスターダスト以来何回かライヴで聞き、喜多さんのMyspaceでも試聴できる曲です。
親しみやすい明るいメロディ。
富樫さんの曲、イイナと思いますが、まったく別の奏者の演奏聞いて自分はどう感じるのかなぁ?
・Wishing
これがっ、殺人的に美しかった。二人の弦の音が繊細に絡み合って、私の気持ちの襞に忍び込みます。
・WONDER BIRD
アンコール;アルター