もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

3/2 黒田京子トリオ@公園通りクラシックス

思い悩んだ末、少し遅れてクラシックスに入ると即興演奏中でした。これが、もう、ウヒャヒャな感じで私の一番好きな音楽だったのです。
聴力検査の数値は快方に向かっていますが、調子が悪い日は耳の閉塞感がきついし、耳鳴りも激しい。
でも、今はちょっと自分自身が緩めに聞くのもアリかな、と思いましたよ。


明後日からドイツに行かれる直毅さん、飛行機が落ちないよう、寒さに凍えないよう、祈っています。
ありがとうございました!


3月2日
黒田京子トリオ
黒田京子(ピアノ)
喜多直毅(ヴァイオリン)
翠川敬基(チェロ)


(遅刻して入ったので、この前があるかもしれません)
01. 即興
左から喜多、翠川、黒田のいつもの並び順です。こんなに楽しくて美しくて自由な音楽に触れ、ホント、笑ってしまいそうになります。
現実にはピアノの音が思ったより耳にきつかったり、水曜以来耳鳴りが強くて演奏されるピアニシモの音と自分の耳鳴りが同じくらいに聞こえたりするのですが、聞こえる音を聞こうと思いました。
02. inharmonicity (黒田京子作曲)(アイヴスの主題をモチーフに)
ああ、ヴァイオリンのスルタスト奏法が天国のようだ。(指板の上の部分の弦を弓で弾く奏法で、笛のような不思議な音色になります)
03. ?
タイトルおっしゃったのかな?実はMCもやや聞き取りづらかった。くっきりしたテーマでした。
04. 雪の下には緑 (黒田京子作曲)
勝手に「額縁小説みたい」といつも思ってるんですが、テーマ、フリー、テーマという構造で進行する事がよくありますよね。
この曲のフリーの部分、もう最高に素晴らしかった。これ以上のものは無い、と思ったけれど、最後のテーマ部分にグッと来た。


休憩
05. WONDER BIRD (富樫雅彦作曲)
アグレシヴな曲ですが、ピアノの音色が1stセットより柔らかくなった気がしました。
06. It's Tune (富樫雅彦作曲)
黒田さんのピアノがかっちょイイ!JAZZっていう感じでした。その次にヴァイオリンが前に出て、JAZZは引き継がず、カッチリした感じで進んで行きます。それも好き。
07. ヴォイス・フロム・ヨンダー (彼方からの声) (富樫雅彦作曲)
ヴァイオリンが一つの短いフレーズを繰り返す上で(オスティナートと言うのでしょうか?)ピアノとチェロが動きます。
後半、無音の部分があって(私には聞こえなかっただけかもしれません…)、その後音がさらに広がって行きました。
08. Zephyrus(黒田京子作曲)
アンコール;青いスカーフ  Синий  платочек(ロシア民謡)
http://www.youtube.com/watch?v=XJhFDMPMD0k


※齋藤徹さんの「コンサートスケジュール」より
http://www.japanimprov.com/schedulej/cgi/schedulej.cgi?&keyword=%E3%B7%C6%A3%C5%B0
3月11日(日)午後7時開演 ドイツ、ブッパタール「Cafe Ada」
『Looking for Kenji
齋藤徹(コントラバス)、喜多直毅(ヴァイオリン)、Jean-Laurent Sasportes(ダンス)、Chrystel Guillebeaud(ダンス)、Chun Hsien Wu(ダンス)、Antonio Stella(ダンス)、Chikako Kaido(ダンス)


※告知コーナーでは、
3月24日のライヴ@インエフ(前半クラシック、コスプレ付き?(笑)、後半フリーだそうです)と、
4月のこのトリオのライヴ(4月6日エアジン、16日インエフの2回あります)、
喜多直毅さんの嘘ツイート(「40歳になった記念に某女性ミュージシャンと今月末入籍します。」)の話で大変盛り上がりました。
あのツイート、私は9割5分嘘だと思いましたが、でも、もしかして、とも思いました。ハハハ。