もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

京谷弘司タンゴトリオ@エル・チョクロ

欧州から無事帰国された喜多直毅さんのヴァイオリンはやっぱり良いな。
強く弾くところも良いけれど、小さい音量で弾くところが一番好きです。ささやくようで、静かに訴えているようで。
絹の手触りの音色に惹きつけられて、耳を澄まして聞かずにはいられない。


3月18日
京谷弘司(バンドネオン)
喜多直毅(ヴァイオリン)
淡路七穂子(ピアノ)


満席でした。すごいなぁ。
1stセット
01. Chiqilin de Bachin チキリンデバチン (Astor Piazzolla作曲)
バンドネオンソロ。今日ももちろん、立奏する京谷さん!
02. El choclo (A. Villoldo作曲)
ここからはトリオで。
03. Sur (Anibal Troilo 作曲)
ヴァイオリンの丁寧な独奏が心にしみました。


(この後は順不同、これ以外にもありましたが覚え切れず。)
Quiero ser tu sombra 君の影になりたい (ベネズエラの曲)
この曲は直毅さんのセッションでしか聞いたことがなかったけれど、京谷トリオもすごく良いですね。
Puglisimo (京谷弘司作曲)
PAYADORA パジャドーラ (Julian Plaza作曲)
楽しい曲です。テンポが速くなったりゆっくりになったりしてすごく面白い。
1973年から



2ndセット
01. 放蕩息子の感傷
ピアノソロ
02. Los mareados 酔いどれたち (Juan Carlos COBIAN作曲)※ヴァイオリンとピアノ
完全な喜多直毅タンゴワールド。
03. モノローグ (京谷弘司作曲)※バンドネオンソロ。


(この後は順番に自信ないです。抜けた曲もあるかもしれません。)
シエンプレア・ブエノスアイレス (京谷弘司作曲)
RECORDACION 回想 (京谷弘司作曲)
La Punalada 刃物さわぎ (Pintin Castellanos作曲)
Adios Nonino  (Astor Piazzolla作曲)
バンドネオンのひたむきな演奏にグッと来ました。
Verano Porteno ブエノスアイレスの夏 (Astor Piazzolla作曲)
この3人で作り上げる音楽だなぁ。
アンコール;A fuego lento とろ火で (Horacio Salgan作曲)
京谷さんがMCで、ベルリンフィルがこの曲を演奏したことがある、とおっしゃるのを聞いて、直毅さんがドイツでツイートした「道を歩いていたらベルリンフィルのマネージャーと名乗る男にスカウトされました。最初『こいつ、なんかヤバクね!?』と思いながらもオフィスに連れて行かれて“情熱大陸”を弾いて聴かせたら、即コンサートマスターに就任して欲しいと頼まれました。」を思い出し笑ってしまいました。楽しかった。




2月初旬から不調だった私の耳は、今だいぶよくなりました。もう薬も処方されていませんが、耳鳴りと鈍痛はあるので、以前と同じではありません。
自分の体調と相談しながら、ライヴに行くことにします。
…と言いつつ、明日のサルガヴォには行きます!