もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

ブルガリアン・ヴォイス アンジェリーテ@武蔵野市民文化会館

友人に教えてもらって、とても久しぶりに声だけのコンサートに行って来ました。23年ぶりの来日だそうです。
ブルガリアン・ポリフォニーの音源はずっと以前に( 今回の友人とは別の方の推薦盤で)聴いたことがあり、すごいなぁと思いましたが、それ以上進展せず。

全員異なる民族衣装をまとった20人くらいのブルガリア女性の歌です。ア・カペラで、指揮者の男性がまず鍵盤ハーモニカをほんの少し鳴らして音程を合わせてました。2ndセットの1曲目だけ、舞台そでから、歌いながらメンバーが入って来ました。
1stセットは、比較的整った感じの歌が多くて、気持ちよく半分寝て聴いてました。全部外国語です。伝承曲なんだろうな。開演直前に歌詞の内容が書かれたプログラムを前の座席の下に落としてしまい拾えず。事前に1回読んだだけでは記憶していなくて、残念でした。
大雑把にくくれば女声合唱ですが、まず、ハーモニーが独特です。いわゆる不協和音が多い。コブシ回したり、ドン・ドン、と、ヴォイスパーカッション的なことや、短く奇声をあげたり、女性の出せる一番低音域があったり。バッハ以前の西洋音楽の合唱とも違います。
全員で歌う曲以外に、4人だけで歌う曲、ソリスト又は4人が前に出て歌う曲がありました。
2ndセットは、印象深い出だしから、しっかりステージ見て聴きました。美しくて涙が出たし。後半、敢えて雑味の入った声で歌うパートがあって、実におもしろかった。
1曲ごとに指揮者とメンバーがお辞儀して( あれはブルガリアの挨拶なのか、日本公演だからそうしていたのか、不明)、指揮者が中央の位置から舞台そでに近い指揮台に戻るのが、正直まどろっこしいと感じたのは、私がせっかちだからかな?
アンコールに、日本の曲(うさぎ、おいし…)と、最後にブルガリアの曲でした。

終演後、階段で降りて友人と喋っていたら、メンバーが続々と降りて来たので、カタコト英語でお礼しました。

東京は魅力的なコンサートが多い!
(蛇足ですが、東京西部の積雪は南部の2,3倍だったみたいで沢山残ってました。寒かった。)

1月26日
ブルガリアン・ヴォイス アンジェリーテ
BULGARIAN VOICES ANGELITE