もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅クァルテット@ならまちセンター市民ホール

初の西日本ツアー、初日は奈良市です。
第1部はピアソラと、日本の歌。
第2部は、喜多直毅オリジナル。
非オリジナル曲を、直毅さんのこういう編曲でこのグループで聴くのはとてもとてもおもしろく、スリリング!
オリジナルをMCなしで続けて演奏する、東京でのいつものスタイルとは、また違った喜びがありました。
第2部ももちろん良かった。特に「轍」のヴァイオリン独奏には心を掴まれました。
ただ、間に休憩を挟んだせいか、私の集中力は落ちてしまった。自分が残念。
明日は、尾道です。

5月27日
喜多直毅クァルテット
喜多直毅 (音楽、ヴァイオリン)
北村聡 (バンドネオン)
三枝伸太郎 (ピアノ)
田辺和弘 (コントラバス)

マイクはMC用のみ。
小さい音量で演奏する部分があるので、なるべく前の席でどうぞ、という主旨の影アナウンスあり。(直毅さんだった)
第1部
01. Verano Porteno ブエノスアイレスの夏 (A.Piazzolla)
02. Escualo 鮫 (A.Piazzolla)
この2曲は、原曲に近いアレンジですとのこと。
03. Chiqilin de Bachin チキリンデバチン (Astor Piazzolla)
ここから3曲は、とてもユニークで素晴らしいアレンジでした。
プリペアド奏法あり、静かにグーンと集中する局面あり。
04. Libertango リベルタンゴ (A.Piazzolla)
ヴァイオリンが音数多く奏でる上に、他の楽器がこの有名なテーマを歌います。
05. 遠くへ行きたい (中村八大作曲)
土台は喜多直毅&黒田京子デュオでの構成かな。
日本の歌が喜多直毅クァルテットにこんなに合うとは思いませんでした。
休憩
(完売すると困るので、2ndアルバム購入しました。)

第2部 (喜多直毅オリジナル作品)
06. 死人〜タンゴ的即興演奏〜酒乱
07. ふるさと
08. 影絵遊び
09. 轍
10. 残された空
全部終わって、少しだけ涙がにじみました。ああ、良かったなぁと思って。
止まない拍手にメンバーが再度入り、挨拶して終演でした。