もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

京谷弘司タンゴトリオ+青木FUKI@ウナ・カンツォーネ

全部で21曲演奏されました。タンゴは短い曲が多いので、珍しくはないみたいです。
古典タンゴが沢山でした。
ピアソラの曲は歌入りで「私はマリア YO SOY MARIA」だけだったと思います。
華やかなヴァイオリンソロのところはあまり無かったけれど、フッと全体の音量が小さくなった時の直毅さんのかすかなヴァイオリンの音色は絶品なんです。
それにしても、京谷さんの選曲にちょっとびっくりでした。数年前とは相当入れ替わりがあって「手馴れた曲で構成する」という姿勢ではない。
で、当然のように全曲立って演奏です。(ほとんどのバンドネオン奏者は座って弾きます。)1944年生まれですよ。
率直に言って、指がやや遅れ気味に感じたところもありましたが。
青木FUKIさんは、スペイン語だけでなく日本語で歌う曲もありました。迫力満点!

2月4日
京谷弘司タンゴトリオ
京谷弘司 (バンドネオン)
喜多直毅 (ヴァイオリン)
淡路七穂子 (ピアノ)

青木FUKI (ヴォーカル)

1stセット
01. El amanecer 夜明け (Roberto Firpo)
最初に直毅さんが、朝の小鳥のさえずりをヴァイオリンで表現すると、「いいねぇ、5分くらいやってて」と京谷さん。
ホントに5分即興やって欲しかったけれど、まぁ、今夜はタンゴ界なので、もちろん普通に曲に入りました。
02.   ?
バンドネオン、という言葉がタイトルに入ってました。
03. Hasta Siempre Amor (Donato Racciatti)+うた
04. Nada (Jose Dames)+うた
05. (たぶん)TANGUERA (Mariano Mores)
06. Danzarin (Julian Plaza) 
07. Yira,yira ジーラ・ジーラ (Enrique Santos Discépolo)+うた
08. Nostalgias ノスタルヒアス (Juan Carlos Cobian)+うた
09. Mala junta 悪童 (Julio De Caro)
休憩

2ndセット
01. Derecho viejo わき目もふらず (Eduardo Arolas)
02. Inspiracion 霊感 (Peregrino Paulos)
03. CASERON DE TEJAS 瓦屋根の街 (Sebastian Piana)+うた
普通「瓦屋根の家」と訳されますが、私はこれで歌っています、とのこと。
04. UNO (M. MORES)+うた
05. (たぶん)la puñalada (d'arienzo)
ミロンガをやりますとMCがあって、この曲じゃないかと思いますが、タイトルに自信なし。
06. ?  (京谷弘司)
07. Lluvia de estrellas 降る星のごとく (Osmar Maderna)
これはピアノメインの曲。でも、ヴァイオリンもバンドネオンも結構前に出てましたね。
08. El dia que me quieras 想いの届く日 (Carlos Gardel)+うた
09. YO SOY MARIA 私はマリア (Astor Piazzolla)+うた
10. Universo 宇宙 (Jose Libertella)
アンコール1;Quejas de bandoneón バンドネオンの嘆き (Juan De Dios Filiberto)
アンコール2;La Cumparsita (Rodriguez)+うた

3月は雑司ヶ谷・エル・チョクロで器楽のみのタンゴトリオライヴがありますね。
ご興味ある方、予約は早い方が良いですよ。