もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×翠川敬基@インエフ 

このチェロにはやっぱりヤラレてしまいます。
飛び切りに美しい。今夜は力強さもすごく感じました。
「anohi」は翠川さんが約45年前に書いた、ごく初期の作品なのですね。
もう全て超越したような方です。
でも、直毅さんがもっとリードしたらどんな音楽になるか、それも是非聴きたいのです。

2ndセット3曲目の「It's Tune」(富樫雅彦作曲)の終わるところでちょっと合わず、笑い出す奏者さん。
何だかここからほぐれた感じもありました。

来月もデュオライヴがあります。
3月15日(火)、西荻窪・音や金時にて。
楽しみです!

2月12日
喜多直毅(ヴァイオリン)
翠川敬基(チェロ)

01. Hinde 2 (ヒンズー、と読みます)(翠川敬基作曲、ヒンデミットのモチーフに基づいて)
02. passing (富樫雅彦作曲)
03. Mother-Bol (翠川敬基作曲)
04. anohi (翠川敬基作曲)
休憩
05. ドラム・モーション (富樫雅彦作曲)
06. メノウ (翠川敬基作曲)
07. It's Tune (富樫雅彦作曲)
08. クリス (翠川敬基作曲)
09. Takovich (翠川敬基作曲、ショスタコーヴィチの主題に基づいて)
10. west gate (翠川敬基作曲)

緑化計画はアルバム"bisque"(2010年)で一つの完成ということなのでしょうか。
(2008年から2010年まで、毎月聴きに行きました。)
喜多直毅さんの演奏は確かに変化していますよね。
変わらないものは無い。
でも、懐かしい!だけでは勿体ない気がするのです。(観客が4人も勿体ないですよ。)
聴く側も変化して行きますけれどね。
…と独り言になってしまいました。おやすみなさい。