もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅クアルテット@公園通りクラシックス

今夜は涙も出たけれど、嬉しい気持ちが強かったです。
喜多直毅クアルテットは世界にはばたいて行ける!と思いました。
(いつかきっと実現するであろう海外公演の為に、今から貯金しなきゃ…。)
かわいい曲もすさまじい曲もありました。
メンバーの方々のアンサンブルの精度が、昨夜よりグッと上がっていた、かな。
お客さんの人数は昨夜の1.5倍くらいでした。

7月31日
喜多直毅クアルテット
喜多直毅(ヴァイオリン)
北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)
田辺和弘(コントラバス)

「二夜連続特別公演2015・第二夜」です。
第一夜は真ん中やや左よりの一列目に座りましたが、第二夜はさらに左によって直毅さんが横から見え、三枝さんの手元もよく見えました。客席には早川純さんがいらしてました。
北村さん、ひどいなぁ。いきなり暖かいソロで始まり、心がギュっとなりました。
三枝さんは、行く時は最大にガツンと行ったり、音数の多い部分も平気な感じで弾いたり。鈴(リーンと鳴るアレです)も担当されてました。スティック状のもので、内部奏法もするし、鍵盤も叩いてます。
私の大好きな田辺さん、やや太いギザギザのある棒でも弾いてました。もちろん、通常の弓弾きでたっぷり歌います。
直毅さんのヴァイオリンの音色、29日エアジンでのマタイ受難曲よりはややハッキリした感じ(ややきつい感じ)ですが、それでもスーッと心にも体にも入ってくる美しさ、優しさがありました。
告知通り、昨夜とは別プログラム。しかも、メンバー全体の「気持ちは一つ」感が素晴らしいのです。
シビアな曲の次に、「えっ?」と思ったのが可愛いくて明るいワルツ(確か、6拍子と5拍子が入っている)でした。『影絵遊び』です。でもBmの部分、つまり『影法師』部分は無し。
終わりの方で、何だか泣けて来ました。『轍』の後半で、直毅さんが床に落とした譜面の下から例の笛を探している時はハラハラしましたが。
『残された空』は自然と涙が出る。でも、第一夜とは違う涙。沢山の人々と一緒にここで聴いていることが嬉しい。
だから、泣いてばかりでなくて最後は笑顔になり、力一杯拍手しましたよ。

セットリスト(作曲はすべて喜多直毅)
1. 思い出のテーマ
2. 酒乱
3. ふるさと
4. 影絵遊び
5. 砂丘
6. 死人
7. 轍
8. 月と星のシンフォニー
9. 残された空

次回コンサートの告知がありました。
11月1日(日)午後・夜公演 ※入れ替え制(時間をおいてやるそうです。確か別プログラムとおっしゃってました。)
会場:公園通りクラシックス
時間、料金は未定ですが、予約受付可だったので予約して来ました♪