もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

緑化計画(翠川敬基、喜多直毅、早川岳晴、石塚俊明)+ジェローム・フーケ@インエフ

しばらく振りの「緑化計画」、懐かしく、楽しかった!
バンマスの翠川さんいわく「緑化は来る者は拒まず」で、全く初めてのジェロームさんも入ります。
殺人的(に美しい)弦楽ハーモニーの世界とは又異なりますが、スリルもあって楽しかったです。
混沌としていて、天国の入り口なんです。
次回は…1年後?


4月22日
緑化計画
翠川敬基(チェロ)
喜多直毅(ヴァイオリン)
早川岳晴(コントラバス)
石塚俊明(ドラムス)


ジェローム・フーケ(トランペット)


01. フルフル(翠川敬基作曲)
02. Bisque(翠川敬基作曲)
03. Takovich (翠川敬基作曲、 Shostakovichの主題に基づいて)
休憩


04. Seul-b(翠川敬基作曲)
05. アグリの風(翠川敬基作曲)
06. west gate(翠川敬基作曲)
07. hinde hinde  (翠川敬基作曲、Paul Hindemithの主題に基づいて)


左から喜多、ジェローム、翠川、早川の各氏、後方に石塚さんという並び順でした。


緑化計画の活動は、2010年12月で一つの区切りがありました。それまでは月に1回ライヴがあったのですが、「季刊くらいでやる」ということになり、実際には2011年4月(4人編成)と2011年8月(片山広明さんも入った5人編成)の2回やって、その次が今夜でした。
確か「フルフル」の時に翠川さんが、「懐かしい!」とおっしゃっていました。私も同じでした。
ああ、これが緑化だよなぁ…とにやにや、へらへらしながら聞きました。
でも、ライヴをやっていなかった間にそれぞれの「時間」は経過したのだなぁ、とも感じました。
なので、「次は1年後かなぁ」とバンマスがおっしゃるのも、そうか…と思ってしまう。


それにしても、いきなり入ったジェロームさんも含めて、音楽家の方々は音楽で会話するのですよ。
これって、すごい!
如何にしてジェロームさんが主題に戻るポイントを察知するか、どう伝えるか、伝わるか、そんなことも見ていて楽しかったです。


早川様の暴れ方が素晴らしかった。別の曲弾いたり、クラシックの名曲をはさんだり、コントラバスのボディをパーカッションのように叩いたり。


直毅さんは若者チーム(ジェロームさんと)という感じで端っこに立って演奏。トランペットとユニゾンするとヴァイオリンの音のある成分が浮き立って、それはそれで面白かった。
うーん、「殺人」弦楽器がもっと聞きたかったのが、本心です。


取り留めなくなりました。
おやすみなさい。