もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

緑化計画(翠川敬基×喜多直毅×石塚俊明)@アケタの店

早川岳晴さんは別のライヴがあって欠席。
4人の緑化計画は来月まで「おあずけ」状態で待ち遠しいですが、今夜の緑化もすごく良かった!


後で、「喜多はきちがいだからさ」と話す翠川さん。最高の賛辞ですよね。
瑞々しい音色だなぁ。その上2ndセットはさらに甘みが増したヴァイオリン。
言葉が無くても合う二つの弦楽器。
お二人は音楽的な感性がしっかり連結していて、音で意思疎通出来るのです。
ドラムスも、寄り添い、時にガツンと来る。
「パラ・クルーシス」も良かったなぁ。


終演後に、フリーインプロヴィゼーションとその裏打ちとなるクラシックの関係、蓼科での「山篭り」の日々、孤独、などのお話を伺うことができました。


10月9日
緑化計画
翠川敬基(チェロ)
喜多直毅(ヴァイオリン)
石塚俊明(ドラムス)


01. Seul-b (翠川敬基作曲)
すごいなぁ、好きだなぁと思いながら聞く。いつもとちょっと違う入り方だったかな。途中で全員の音が無い静寂のタイミングがあり、それも良かった。
02. Ehen (翠川敬基作曲)
翠川さんの曲で嫌いな曲はないですが、この曲は特に好き。あるイメージがサッと現れるのです。去年8月のライヴでやったときのイメージです。音楽が「甘い」のでは無いけれど、気持ちが暖かくなる。希望が見える。そんなイメージです。
03. Tao (翠川敬基作曲)
もう、口が自然と半開きになるのは…仕方がない。笑ってしまうほど、良い。


休憩時間に、石塚さんが「婢伝五稜郭」、喜多さんが「虎と象の夜」のちらしを配布されてました。
04. West Gate (翠川敬基作曲)
05. para cruces (翠川敬基作曲)
緑化でこれを聞くたび「黒田京子トリオに復活してもらいたい!」と真っ先に思って来たけれど、今は緑化の演奏として聞けるようになりました。
06. Takovich (翠川敬基作曲、 Shostakovichの主題に基づく)