もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

b.b.おでかけライヴ(黒田京子×喜多直毅)@トランクシアタースタジオ

廓橋を渡り、初めてのトランクシアタースタジオへ行って来ました。
曇り空、寒い。帰りは雨。
でも、音楽はとても良かった。


4月20日
黒田京子(ピアノ)
喜多直毅(ヴァイオリン)

「b.b.」(ベーベー)という小さなバー主催のライヴです。店から出て別会場でやるから「おでかけライヴ」。
01. おきな草のうた(黒田京子作曲)
どこか可憐な旋律。
02. charivari (作曲者不詳)
いつものことなのですが…お二人はほぼ背を向けた状態で演奏しているのに、しっかりお互いの気配まで察知して音楽が進行して行きます。凄いことです。
03. ゴリアルドのアヴェマリア(13世紀の曲)
〜04. 割れた皿(黒田京子作曲)
2曲続けて。
「ゴリアルドのアヴェマリア」ハーモニーに参加したい衝動にかられました。勿論、我慢しました。
曲と曲の間あたりで、ヴァイオリンが日本の民謡のようになりませんでしたっけ?あ、恐山のイタコを見に行きたいなぁと、ふと思いました。
「割れた皿」の一番最後、旋律を繰り返したり、途中を抜いたり、スッと終わったりしていました。この感覚、センス、良いなぁ!
05. ひまわり(Henry Mancini作曲)
休憩


06. 黒田京子ソロ 「沈黙の音楽 第1曲」(Federico Mompou作曲)
07. 喜多直毅ソロ 「Quiero ser tu sombra 君の影になりたい」(ベネズエラの曲)
ヴァイオリンソロでは初めてかも?どうでしょう。
慕情の歌だと思いますが、実際の歌詞は知りません。高揚します。
http://www.youtube.com/watch?v=MIgyAvDvoR0
08. 旅籠屋 L'Auberge (Brigitte Fontaine)
ここからはデュオで。
聞くたびにほぼ毎回、打たれる曲です。
ちなみに、ブリジット・フォンテーヌYouTubeはこれ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qWkaMQ2O0NY
09. Utviklingssang (Carla Bley)
タイトルコールなしで始まり、初めはフリーな状態。徐々にコード進行がハッキリして来て、予感がして、旋律に入る。
(自分が思い込みの激しい性格とわかっているので、もしかしたら全然違う曲かも…という不安は残ります。素晴らしい演奏であることは間違いないので、どうでも良いのですが。)
10. Zephyrus(黒田京子作曲)
確かに、蝶が舞っていました。
アンコール;空に吸はれし心(喜多直毅作曲)
良い曲だ!


黒田京子さんのソロアルバム「沈黙の声 the very voice of silence」が先行販売されていて、もちろん購入。こんな響きのピアノは他にないのでは?