もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×黒田京子@ドレス

素朴な和音進行がとても良い!
2部でやった賛美歌や、リュリ(17世紀のフランスの作曲家)の曲のアーメン終止を聞いていると、つい、夕方知った訃報(深町純さん)のことを思ってしまいました。私は深町さんの演奏は聞いたことはなく、ファンという訳ではないのですが。
Goran Bregovicの「Ederlezi」など、私がこのデュオで初めて聞く曲も良かったなぁ。
1部で料理を作る音が結構目立っていたのは残念でした。お店の構造上ある程度は仕方ないですが、意識すればもう少しは何とかなると思う。
途中で弦の切れた「Utviklingssang」、最後の無音が素晴らしかった!


11月23日
喜多直毅(ヴァイオリン)
黒田京子(ピアノ)


フランスのテゼ共同体で歌われている賛美歌
Taizé - Nada te turbe
http://www.youtube.com/watch?v=go1-BoDD7CI

Taizé Song - In manus tuas, Pater
http://www.youtube.com/watch?v=sFUEktpjCBw


01. Les Feuilles mortes 枯葉 (Joseph Kosma作曲)
02. Chorinho pra ele (Hermeto Pascoal作曲)
いろいろ引用が入ってましたが、これはラヴェルだ!という部分もありました。
03. Se Todos Fossem Iguais a Voce (Antonio Carlos Jobim作曲)
04. O Vôo da Mosca 蚊の飛行 (Jacob Do Bandolim 作曲)
ショーロのワルツ曲。
05. Jacinto Chiclana ハシント・チクラーナ (A. Piazzolla作曲)
激しくて好き。
06. ESTRADA BRANCA (Antonio Carlos Jobim作曲)
休憩

07. Ederlezi (Goran Bregovic作曲)
ジプシーヴァイオリン、ってこういうのを言うんでしょうか?静かなようでいて、すごい威力です。
08. テゼ共同体で歌われている賛美歌
Nada te turbe 〜 In manus tuas, Pater
単純な旋律に心を打たれました。
二つ目の曲ですが、聞いているときも、You Tubeでみつけて聞いている今も、「私はこの曲を知っている!」と思うのですが、いつどこで聞いたのでしたっけ?それとも思い込み?

わかった!
喜多さんのブログだ!
http://nkita.blog.ocn.ne.jp/postscript/2010/10/2010109_1143.html
"In Manus Tuas Pater commendo Spiritum meum" lt means: "Father, into your hands I commit my spirit".
だそうです。

09. Marche pour la cérémonie des turcs トルコの儀式のためのマーチ(Lully作曲)
10. Item 6, D. I .T (Steve Swallow作曲)
タイトルは告げられずに始まって、きっと、これだと思い、音の断片が曲になっていくのを聞くのが楽しいです。
11. Utviklingssang (Carla Bley作曲)
見事に弦が切れました。
黒田さんのピアノが洪水のように行ったのがこの曲でしたよね?(つくづくモノが覚えられません…)
アンコール;想いをあつめて Todo o sentimento(Cristovao Bastos作曲)
最初に黒田さんが詩を読みます。
暖かい曲でした。