もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅、田中信正DUO クリスマス スペシャルライヴ『聖夜』@エル・チョクロ

第1部、第2部、アンコール、と振り幅の大きいライヴでした。

暗い日曜日」のヴァイオリン独奏のところがとても好きです。どこまで行くのだろうこの御方は、と思う。
「フラグ・ニヒト・ヴァルム」も凄く良かった。信正さんのピアノも堪能いたしました。
去年とほぼ同じ曲をやります、とおっしゃっていたけれど、1部は全部違う選曲で、2部とコスプレ姿のアンコールに新しい曲が入っていましたね。
ただ賑やかなクリスマスライヴではなく、副題 "ヴァイオリンとピアノによるクリスマスの輝きと静寂 "がぴったりでした。
世の中知らないことだらけの私も、直毅さんのミニスカサンタ姿にちょっと慣れましたよ。
明日は、おとがたり(長浜奈津子、喜多直毅)@月夜の仔猫、です。

12月23日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
田中信正 (ピアノ)
スタッフ、関係者のみなさま (「そりすべり」)
伊藤修作 (うた)(エル・チョクロのマスター)

キティ柄の似合う信正さん、素敵です。今日はストールとシャツにキティ。
01. I Girasoli ひまわり (Henry Mancini)
02. Cancion Para Mi Guitarra Sola (Juanjo Dominguez)
MCで、この曲は歌があるという話題が出ていましたね。
アルゼンチンのフォルクローレ歌手、HORACIO GUARANYが歌っている動画をみつけました。ギターはもちろんJuanjo Dominguez。歌詞の内容が知りたいなぁ。(外国語では聴きとれないので。)
https://www.youtube.com/watch?v=OOw__hccU9E
03. Sombre Dimanche 暗い日曜日 (Seress Rezső)
曲の後半に、初めて聴いたもう一つの旋律があったと思うのですが、オリジナル?それとも編曲なさったのでしょうか?
たっぷり直毅さんの独奏があって嬉しかった。この方面の曲では、これが今年最後の針の振り切れ様かもしれませんね。
04. Frag' nicht warum Ich gehe (Richard Tauber)
大好きな曲です。
05. (仮題)よだかの星 (喜多直毅作曲)
まだタイトルが定まっていないけれど、イメージは宮沢賢治の『よだかの星』だそうです。2017年6月、求道会館での喜多直毅クアルテットコンサートでは「夏の星座」でした。その前には別の組合せで「星空のテーマ」として演奏されています。
休憩

第2部はクリスマスにちなんだ曲、讃美歌、他、とフライヤーで告知されていました。客席に譜面と電気式ミニキャンドルが配布されました。
クリスマスの意味をテーマに直毅さんが語るところもあり(板橋大山教会の"おおやま便り"も配布されていました)、MCの途中で客席が笑い声で沸くところもあり、とても充実したプログラム。
06.  Sleigh Ride そりすべり (Anderson)
打楽器、トナカイの着ぐるみで、スタッフ、関係者のみなさまも登場。
07. ひいらぎかざろう (讃美歌、原曲はウェールズ民謡)
ここからまたデュオになります。
08. アニメ映画「スノーマン」より、Walking in the air
詩を読んでから演奏でした。
09. Jesus, Remember Me
ここから3曲はテゼの歌(賛美歌)を一緒に歌いました。
10. Nada Te Turbe
11. In manus tuas, Pater
12. Amazing Grace
バグパイプのような音色のヴァイオリンから始まりました。
13.  Happy X'mas (John Lennon)
前の曲から続けてこの曲。
アンコールとの間に;The Christmas Song
マスター伊藤修作さんが田中さんのピアノと。
https://www.youtube.com/watch?v=hwacxSnc4tI
アンコール;ラデツキー行進曲きよしこの夜
ラデツキーは手拍子、きよしこの夜は歌で客席も参加。
直毅さんは昨年同様、ミニスカサンタ衣装に着替え、一段高い台の上で演奏。2回目なので衝撃は軽くなって私はラクな気持ちで聴いてました。