もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×田中信正@インエフ

約3年ぶりのデュオです。
かなり前から勧められていて、やっと時期が来て、来週レコーディングするそうです。とても楽しみ!
ロマンティック、と言い切るのは少し抵抗があります。甘いだけではありませんから。でも、この雰囲気でヴァイオリンに囁かれ、歌われたら誰でも幸せな気持ちになりますよね。
わたし、良い刺激に対しても感情が揺れやすいのです。
「アルフォンシーナと海」では、直毅さんが一時休養する直前の小平でのライヴ( 2012年6月、ギターの蓮見昭夫さんとのデュオ)の時のことを思い出したり、アンコールの前に「今年はどんな年でした?」とMCがあって、" Happy X'mas - War is over "を聴いたりすると、涙が滲んでしまいました。泣き過ぎないように、ちょっと抑えることは出来るようになりました。
直毅さん、風邪で鼻水症状が辛そうでした。早く治りますように!
でも、「少々カッコ悪いところが人に見えても大丈夫!」という精神力はカッコ良いのです。
信正さんとの絡みも良かった!独特のピアノです。

11月24日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
田中信正 (ピアノ)

01. Naufragio 難船 (Amália Rodrigues)
02. Cancion para Mi Guitarra Sola (Juanjo Dominguez)
03. Eu te amo (Chico Buarque/Jobim)
https://www.youtube.com/watch?v=Hp_ZnT8TEnM
04. Chorinho para ele (Hermeto Pascoal)
変わった楽しい曲ですね。終わり方はいつもと違ってました。
05. Olha Maria (Jobim)
譜面台を2つに増やし、楽譜を広げて演奏でした。
休憩

06. Soledad 孤独
メキシコの女性歌手Chavela Vargasの歌った曲。人は誰でも孤独を感じる時があるし、突き詰めていけば自分だけが自分なのです。
07. O Vôo da mosca 蚊の飛行 (Jacob bandolim)
バンドリンの練習曲なのだとおっしゃってました。確かに指の練習になる。その上、聴いている側はとても楽しい。
08. Chiqilin de Bachin チキリンデバチン (Astor Piazzolla)
09. Contigo en la Distancia 遠く離れても (Cesar Portillo De La Luz)
2011年2月、同じ場所、同じデュオで演奏した録音に、直毅さんが画像を付けてスライドショウにしたもの↓が好評で、今回のアルバム制作のきっかけになったそうです。
http://www.naoki-kita.com/music-by-others
10. Alfonsina y el Mar アルフォンシーナと海 (Ariel Ramirez)
女性詩人が海で入水自殺する歌です。美しいし、力強いところ、そっと囁くところがあって、どうしても平常心のままではいられません。
アンコール; Happy X'mas - War is over (John Lennon)