もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

ファド化計画(翠川敬基、さがゆき、喜多直毅)+アンコールに飛び入り:伊藤修作@エル・チョクロ 

台風接近のおかげでしょうか、ダブルアンコールでスペシャル編成の"お楽しみ"曲にとても高揚しました。
全体を振り返ると、しっとりしたファドの「Foi ontem 昨日」、「死んだ男の残したものは」、良かった!
さがさん、喉の炎症で治療中とは思えない歌声でした。でも、どうか、お大事に!

9月17日
ファド化計画
翠川敬基 (チェロ)
さがゆき (うた、ギター)
喜多直毅 (ヴァイオリン、1曲のみギター)
飛び入り:伊藤修作(お店のマスター)(ギター)

01. Naufragio 難船 (Amália Rodrigues)
02. solidão 孤独 (Amália Rodrigues)
03. 奇妙な人生
04. Maria Lisboa マリア・リスボン (Amália Rodrigues)
05. かもめの街 (ちあき哲也作詞、杉本真人作曲)
06. この空を飛べたら (中島みゆき作詞作曲)
07. 人形の家 (なかにし礼作詞/川口真作曲)
直毅さんが、弘田三枝子と言えば?と問いかけると、この曲名が客席からあがっていたようです。翠川さんは、「ヴァケイションだろ!」 と仰ってましたが。
休憩(店内BGMで常味裕司さんのウードが聞こえて来ました。ファルハのアルバム「タリーク」だったと思います。)

まず、ダブルアンコールのMCがあったのは伏線だったのですね。
08. TRAGO FADOS NOS SENTIDOS 私の中のファド (Amália Rodrigues)
09. Foi ontem 昨日 (Amália Rodrigues)
10. 美貌の青空 (売野雅勇作詞/坂本龍一作曲)
ファド化計画では初演ですよね。
11. ざんげの値打ちもない (阿久悠作詞、村井邦彦作曲)
12. Barco Negro 暗い艀(はしけ) (Amália Rodrigues)
※このあたりの曲順は違っているかもしれません。
13. 死んだ男の残したものは (詩・谷川俊太郎/曲・武満徹)
14. ALFAMA アルファーマ (Amália Rodrigues)
アンコール;お定のモリタート (Kurt Weill)
元はブレヒトの戯曲にクルト・ヴァイルが作曲した"三文オペラ"の劇中歌であるこの曲↓
https://www.youtube.com/watch?v=jlHsnmPg46A
それを日本の「阿部定(あべさだ)事件」に置き換えて安田南(故人)が歌ったのが「お定のモリタート」、ということで合っていますか?
アンコール2;見上げてごらん夜の星を (永六輔作詞/いずみたく作曲)
ここでギターが登場し、構えたのは喜多直毅さん。そして後方にはマスターの伊藤さんもギターをさげて立ってました。
4人で美しくこの曲。直毅さんがライヴの本編でギター弾いたの初めてではないでしょうか?(ピアノと歌は聴いたことあります。)とても楽しかったです。