もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅&黒田京子デュオ@インエフ 

この音楽が私には一番ぴったり来るかのかもしれない。
ヴァイオリンの微かな音がとても好きです。
もちろん、喜多直毅Quartetteには世界進出して欲しいし、「うたをさがして」トリオも大好きです。
デュオ=二人という最も少人数の、人と人とのやり取り。それが自由で素晴らしい。

12月13日
喜多直毅(ヴァイオリン、(アンコールにフランス語で)うた)
黒田京子(ピアノ)

01. 忘れな草をあなたに
02. 見上げてごらん夜の星を
03. 北の蛍(森進一が歌った曲)
昭和の日本の曲が続きます。
04. 風の踊り (齋藤徹作曲)
徹さんの曲をデュオで演奏するのはもしかして、初めてでは?新しい展開でしょうか。
05. 月の沙漠
アルバム「空に吸はれし心」に「十五夜お月さん」が収録されていますが、もしかしてこの曲も直毅さんが子ども時代によく聴いていたのかしら。
ズミでのソロの時にも演奏されてますね。(これは今探したら記録をみつけました。)
私には家族と一緒にピアノで弾いたり歌ったりした思い出がある曲なんです。懐かしい。

休憩
06. My Wild Irish Rose (アイルランドのトラディショナル・ソング。Keith Jarrettの演奏が有名だそうです。)
ただ、ただ、美しい。
07. 雨のブルース
08. 主よ、人の望みの喜びよ
これは明るくリズミカルに始まり、伸びやかに旋律に入って行きました。
09. Utviklingssang (Carla Bley)
デュオの選曲には当然変遷があります。間が空くこともあるけれど、この曲はずっと以前から演奏され続けて来ましたね。私の大好きな曲です。
ここで店主・佐藤さんより、インエフとお二人の歴史に触れたお話。(これは記憶違いで、2nd冒頭でした。失礼しました。)
10. 残された空 (喜多直毅作曲)
アンコール1;Les Feuilles mortes 枯葉 (Joseph Kosma)
直毅さんは「軋む音」シリーズほか、いろいろなシーンで歌っています。そのなかでも、今夜のフランス語の枯葉は素敵だった。来日中のジェロームさんに発音を教えてもらったそうです。ライヴの最後の、ちょっとお楽しみ的なリラックスした雰囲気も良い影響があったと思います。普段楽器で演奏する時の前半部分は無しで、超有名な旋律のみ。ヴァイオリンは弾かずに。
アンコール2;with you (黒田京子作曲)
ストレートに、すっきりと。

次回のデュオは、1月8日(金)14時開演@エル・チョクロだそうです。この時間帯も定着していくと良いなぁ。