もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×黒田京子@キッド・アイラック・アート・ホール(3Fギャラリー)

とても響きの良いスペース。
第1部はアップライトピアノの上の蓋は閉め、第2部では全開にしての演奏でした。
「割れた皿」の終わりの方のヴァイオリンの音色の優しいこと!体ぜんたいを旋律に包まれているみたい。
第2部で天井から降って来るピアノの音を聴いていると、天国にいるようでした。
ここから妄想ですが、「今、死んでしまったら、私に一番を衝撃を及ぼす人は誰だろう?」と、ふと考えました。
結論は出ず。
本編ラストの「闇夜を抱く君に」は聴いていて、何かが迫って来て、ドキドキしました。


6月27日
喜多直毅(ヴァイオリン)
黒田京子(ピアノ)


坂本龍幸『夜の形』という展示の期間中で、絵に囲まれての演奏会でした。
01. 即興〜ゴリアルドのアヴェマリア
〜02. 割れた皿 (黒田京子作曲)
03. valencia (富樫雅彦作曲)
04. 沈黙の音楽 (Federico Mompou)
休憩
ピアノの上の蓋を開けて。
05. Now, O Now, I need must part. (ジョン・ダウランド)
06. 雨のブルース
途中、ヴァイオリンが「暗い日曜日」の一部をチラッと入れていたような。
07. the road (黒田京子作曲)
08. 闇夜を抱く君に(黒田京子作曲)
暖かい音楽です。毎回そうとは仰らないけれど、喜多直毅さんに捧げた曲、ですよね。黒田さんのソロアルバムの解説に書いてあります。
アンコール;Gelsomina ジェルソミーナ (Nino Rota)
ギャラリーに内階段があって、2階席でも聴くことが出来ました。
最後の曲で直毅さん階段を上って演奏でした。
曲のはじめには、口笛で旋律を吹きヴァイオリンは少ない音数で、敢えて拙い感じで独奏でしたね。
上からヴァイオリンの音が降って来るのも良いものです。