もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

Salle Gaveau@ジャズ・フール

サルガヴォ北海道ツアーの最終日。
小さめの店内にぎっしりの観客と一緒に、たっぷりサルガヴォを楽しみました♪
あまりに近い距離だったので、うっかり自分も弾いているような妄想に耽ってしまいました。


直毅さんのヴァイオリンは強い音で、又、小さい音で私に襲いかかって来ます。
クリアな音色でいきいきところがるピアノも良かった。
ピアソラ作曲「鮫」がすごく良い感じ(私にとって)になっていて嬉しかったです!


10月14日
Salle Gaveau
鬼怒無月(ギター)
喜多直毅(ヴァイオリン)
佐藤芳明(アコーディオン)
鳥越啓介(コントラバス)
林正樹(ピアノ、リコーダー)


01. 年に三度の日曜日(鬼怒無月作曲)
ステージ部分左端に鬼怒無月、その後ろのグランドピアノに林正樹、鬼怒の右に佐藤芳明、少し後方に鳥越啓介、右端が喜多直毅。
直毅さんのFACE BOOKに写真がありますが、本当にぎっしりと並んで演奏でした。(大泉学園・インエフと横幅が同じくらい)
ヴァイオリンは安い方。2本の弓を時々持ち替えてらっしゃいました。弓以外に箸も棒も使用無し。
私は単細胞なので、直毅さんが近くで演奏されるだけですごく一体感があります。
この曲は「好きでも嫌いでもないけど気になる」から「やっぱり好き」に最近昇格した鬼怒さんの作品です。
来て良かった!サルガヴォ大好き!とつくづく思う。
02. Escualo  鮫 (Astor Piazzolla作曲/佐藤芳明編曲)
鮫はツアーで毎日やっているそうです。
私が聞くのはたぶん2回目で、すごくカッコ良くなったと思いました。
アコーディオンとヴァイオリンが元の旋律をやっているところも好きだし、全体が「サルガヴォ」になった。初演の時はただチャラチャラしたカッコ良さに感じたのです。
03. Noemie (佐藤芳明作曲)
強いヴァイオリンが私を襲う。
04. 絵画(鬼怒無月作曲)
タイトルの由来は、確かクレーの「絵画」という作品からだったと思います。(※クレーじゃなかった!ミロでした。失礼しました。)あの絵そのものと曲想は違う感じ。
ヴァイオリンに弱音器装置し、今度は小さい音で私を襲う。
05. 影絵遊び(喜多直毅作曲)
最後の明るめで楽しいヴァイオリンの旋律にどうしてこんなにヤラレテしまうのか、不思議です。
休憩


06. カロン(林正樹作曲)
07. DEAD PEOPLE(喜多直毅作曲)
ギターとヴァイオリンの旋律がハッとする程美しい!
そして、エフェクターが効いていて夢の中にいるような気分のまま終わります。
08. Libertango (Astor Piazzolla作曲/佐藤芳明編曲)
最初の方は全くリベルタンゴとはわからない旋律なのですが、「これ、リベルタンゴなんだよね♪」と思うとコード進行が何となくわかって(聞こえて)来る。それがすごく楽しいです。
09. ぐちゃぐちゃな秩序(鳥越啓介作曲)
速い楽しい曲♪
鬼怒さんのエレクトリックギターがギュワギュワ暴れたのはここでしたっけ?
直毅さん、ソロが回って来たら「NO!」と絶叫して表現なさってました。
10. 800%(林正樹作曲)
アンコール1; Calcutta (林正樹作曲)
直毅さん汽笛笛を吹いてサンバホイッスルの雰囲気を作る。
楽しいソロ回し、バッハ無伴奏曲の「ロンド風ガヴォット」も有り。
アンコール2; Alloy (鬼怒無月作曲)


ありがとうございました!