もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅Quartette@公園通りクラシックス

喜多直毅Quartetteのライヴは5回目です。
蒼穹」から始まって80分くらい。
圧倒され、翻弄され、嬉しくてニヤニヤもして、最後にバンドネオンが「残された空」の旋律を歌い始めると、全てがきっちり私の心の中に入りました。
このカルテット、好きなところが沢山ありますが、「うた」だけではなく各奏者がいろいろな奏法で混沌のようになったり絡み合ったりするところ、そして、コントラバスがしっかり歌うところが特に好きです!


忘れないうちに、啄木の歌を書いておきます。
この歌にインスパイアされて書いたのが「疾走歌」です、と以前おっしゃってました。


何がなしに
息きれるまで駆け出してみたくなりたり
草原(くさはら)などを
(「一握の砂」)


直毅さん、また明日!


12月28日
喜多直毅(ヴァイオリン、ほか)
北村聡(バンドネオン)
三枝伸太郎(ピアノ)
田辺和弘(コントラバス、ほか)


演奏された曲(全て喜多直毅オリジナル曲)はだいたいこんな感じ。
演奏中、MCはいっさいありませんでした。(今回は曲目リストは配布されず。)
蒼穹
新曲(吹きすさぶ針)
疾走歌
死人
酒乱

悲愴
残された空