もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

京谷弘司×喜多直毅×淡路七穂子@エル・チョクロ

良い雰囲気のタンゴ・バーで破壊的かつ美しいヴァイオリンの入ったタンゴを聞いて来ました。
「ロス・マレアドス」のヴァイオリン、あのざらざらした、生身の人間に直結しているような音色。美しい顔の時は天上の歌声のようでもあります。


11月26日
京谷弘司(バンドネオン)
喜多直毅(ヴァイオリン)
淡路七穂子(ピアノ)


満席でした♪
築70年の一軒家を改築したバー。壁に大きな女性の顔が描かれています。天井が高く、響きが良い。


1stセット
01. El choclo (A. Villoldo作曲)
02. Sur (Anibal Troilo, 作曲)
03. Margarita de Agosto 8月のマルガリータ ( Raul Garello作曲)
04. PAYADORA パジャドーラ (Julian Plaza作曲)
05. シエンプレア・ブエノスアイレス (京谷弘司作曲)
06. El ultimo guapo(京谷弘司作曲)
ヴァイオリンソロが圧倒的。破壊的で美しい!
07. 月の砂漠 (佐々木すぐる作曲)
08. Tanguera (Mariano Mores作曲)


2ndセット
01. 降る星のごとく Lluvia de estrellas (Osmar Maderna作曲)※ピアノソロ。
02. Los mareados 酔いどれたち (Juan Carlos COBIAN作曲)※ヴァイオリンとピアノ
デュオですが、ヴァイオリン独奏の部分もかなりあって、まさに「喜多直毅の世界」。美しいだけではないのです。ある種「よごれた」音、ざらざらした音色の部分もあり、それが生きている実感につながる。
この曲の時にだけヴァイオリンの背面に弓をこすり付けてました。
03. モノローグ (京谷弘司作曲)
バンドネオンソロ。
04. Puglisimo (京谷弘司作曲)
05. RECORDACION 回想 (京谷弘司作曲)
06. 荒城の月 (瀧廉太郎作曲)
07. Adios Nonino  (Astor Piazzolla作曲)
一つの映画を見ているようでした。物語を感じる演奏。
08. Verano Porteno ブエノスアイレスの夏 (Astor Piazzolla作曲)
アンコール;A fuego lento とろ火で (Horacio Salgan作曲)
速くて、おもしろい!