もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

京谷弘司クァルテート・タンゴ@船橋市民文化ホール

タンゴ!アンコール含めて全24曲。
歌手やダンサーも入ったコンサートでした。
最初の方は、私のあまり好きじゃない方の音色でしたが、とにかく直毅さんがそこで奏でる音楽が好きで、でも、第2部から何かが「入って」、なのか、私の耳のせいか、すごく好きな音色に変化し、強烈に精神を押されました。


「Verano Porteno ブエノスアイレスの夏」で小さめの音量で歌うヴァイオリンにちょっと涙が出た。
「Quiero ser tu sombra あなたの影になりたい」はバンドとして最高に良かった。美しくておもしろくて。緩急、強弱が実に素晴らしい。
アンコールは定番中の定番、「La Cumparsita」。普通にやってもこれは楽しくて好きですが、今夜はヴァイオリンの短いソロから始まり、そこへバンドネオンが絡み、すごく独特。この曲でここまでヤラレテしまうとは思わなかった。


6月5日
京谷弘司(バンドネオン)
淡路七穂子(ピアノ)
喜多直毅(ヴァイオリン)
田辺和弘(コントラバス)


小島りち子(ヴォーカル)
ギジェルモ&よしこ(ダンス)


1stセット
01. Felicia (Enrique Saborido作曲)
02. El choclo (A. Villoldo作曲)
03. ネグラーチャ(+ダンス)
04. 夜のタンゴ(Otto Borgmann作曲)(+うた)
05. Jealousy ジェラシー (ガーデ作曲)
06. RECORDACION 回想 (京谷弘司作曲)
07. 荒城の月 (瀧廉太郎作曲)
コントラバスも歌う。
08. A Media Luz 淡き光に (ドナート作曲)(+うた)
09. Oblivion オブリビオン (Astor Piazzolla作曲)(+うた)
10. コラレーラ(+ダンス)
11. Canaro en Paris パリのカナロ (Alejandro Scarpino/Juan Caldarella)
何だかウキウキ気分になりました。
休憩


2ndセット
衣装は黒に着替えて。
01. モノローグ (京谷弘司作曲)
バンドネオンソロ。もちろん、バンドネオンも好きです!
02. Puglisimo (京谷弘司作曲)
毎回、新鮮に感嘆するのですが、最後の一音の力の抜けた感じがとても好き。
03. A Evaristo Carriego  エバリスト・カリエーゴに捧ぐ (Eduardo Rovira作曲)(+ダンス)
04. El dia que me quieras 想いの届く日 (ガルデル作曲)(+うた)
ヴァイオリンのうたがストレートに胸に響きました。
05. 月の砂漠 (佐々木すぐる作曲)
06. バホ・ロマンティコ
コントラバスの為の曲。ためいきが出るほど素敵だった。
07. Quiero ser tu sombra あなたの影になりたい (ベネズエラの曲)
08. Libertango (Astor Piazzolla作曲)(+ダンス)
動きの速いヴァイオリンのアドリブソロが良かった。
09. Che, Tango, che (Horacio Ferrer作詞/Astor Piazzolla作曲)(+うた)
10. Balada para un loco ロコへのバラード (Horacio Ferrer作詞/Astor Piazzolla作曲)(+うた)
11. Verano Porteno ブエノスアイレスの夏 (Astor Piazzolla作曲)
アンコール1;La Cumparsita (ロドリゲス作曲)
アンコール2;YO SOY MARIA 私はマリア (Astor Piazzolla作曲)(+うた、ダンス)