もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

即興セッション(喜多直毅、矢萩竜太郎)@いずるば 

30分くらいのセッションを休憩挟んで二つ。

風通しの良いスタジオ。観客は10名限定のライヴでした。カーテンは全開で紫陽花の咲き始めた庭がよく見えました。スタジオ内を動きながら、視線を合わせたり、見ていなくてもお互いの気配を感じながらお二人が繰り広げるパフォーマンスは、実におもしろくて刺激的。関連していく場面もあるけれど、その次にどう展開するか分からない。それがすごく良いのです。竜太郎さんの動きを見ていると、苦しいこと、悲しいことがあったのだろうなぁと、(私が勝手に)受け取ったところがありました。直毅さんのヴァイオリンは、中欧からトルコ方面の音楽を感じる旋律があったり、クラシック曲の一部なのかな?というコード進行があったり。激しいところと、静かなところのメリハリもおもしろい。1stも2ndもお互いを見合ってにこやかに終了。恒例の奏者・観客全員での一本締めの前に、竜太郎さんからの挨拶がありました。本当に行って良かった。自分の怠惰な日々をどうにかしなくちゃなぁ、とも思いました。


5月30日

喜多直毅 (ヴァイオリン、こえ)

矢萩竜太郎 (ダンス、こえ)


告知がありました。11月15日(日)に成城学園前・アトリエ第Q藝術にて、喜多直毅クアルテットと矢萩竜太郎さんが一緒にライヴをやるそうです。