喜多直毅ヴァイオリン独奏@Bagus
ヴァイオリンは楽器の性質上、独奏は大変だそうですが、その人の音楽をたっぷり聴く事が出来て嬉しいです。
前半は即興演奏。27分くらい。いろいろな「うた」が聞こえて来ました。弓と弦が交わる様子を見ていると、ただのモノから、心を動かす音が現れるのが不思議な気がしました。後半に5曲。様々なジャンルから直毅さんが選んでアレンジした5曲。一人で表現するおもしろさをじっと耳を澄まして聴きました。事前のリクエストにこたえて、シューベルトもありましたよ。ご本人にもお伝えしましたが、私は「ヌンカ」が一番好き。
明日は長浜奈津子さんと石川啄木の朗読会。とても楽しみです。(14時開演、四谷三丁目の喫茶・茶会記にて)
4月13日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
01. 即興演奏
休憩
02. Cancion Para Mi Guitarra Sola 少し前には、ギタリストJuanjo Dominguezがこんな複雑な曲をソロで弾いている、僕らはデュオで演奏します、とMCで話していた曲。最近は歌の入ったヴァージョンがとてもお気に入りのご様子ですね。
03. シューベルト作曲『冬の旅』より”Der Leiermann” 『冬の旅』は24曲で構成された歌曲集で、これはその一番最後の曲だそうです。ハーディ・ガーディを弾く老いた貧乏な辻音楽師の歌。良い雰囲気でした。
04. Nunca Tuvo Novio 恋人もなく (Agustin Bardi) アルゼンチンタンゴです。耳なじみがあるせいか、程よく甘くて好きです。
05. 遠くへ行きたい この曲を独奏するのは珍しいのでは?いろいろなところに、直毅さんのアレンジのセンスが入っていて聴きごたえたっぷりでした。
06. 五木の子守唄 (熊本民謡)