もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅タンゴトリオ(喜多直毅、北村聡、松永裕平)@エル・チョクロ

ささやくように歌うヴァイオリンが好き。
"パリのカナロ " もとても楽しかった。

10月9日
喜多直毅タンゴトリオ
喜多直毅 (ヴァイオリン)
北村聡 (バンドネオン)
松永裕平 (ピアノ)

01. Preludio nochero 夜のプレリュード(Federico)
同じ曲をやることが多いけれど、その日の演奏はその日だけのものなので同じ、ではないのです、と直毅さん。その通りですね。
02. El amanecer 夜明け (Roberto Firpo)
03. Nací Milonga ナシ・ミロンガ
04. Garua ガルーア(氷雨) (Anibal Troilo)
05. Jalousie ジェラシー (Jacob Gade)
コンチネンタルタンゴの代表的な曲。そりゃ勿論、ヴァイオリンがカッコいい。こういう曲が好みかどうかは、人によるし、その時の気分にもよりますよね。
06. Paris oton~al 秋のパリ (Jose Nicolas Libertella)
07. Los mareados 酔いどれたち (Juan Carlos Cobian)
この曲のみ、ヴァイオリンとピアノのデュオでした。
やさしい音色がとても好きです。
休憩

08. Todo es amor すべては愛 (Leon Lipesker)
09. Payadora パジャドーラ(吟遊詩人)(Julian Plaza)
京谷さんのトリオでよく演奏を聴いた曲です。このトリオでは初演?
10. EN PENUMBRAS 薄明かり (Federico)
後半のヴァイオリンが歌うところとても良かった。
11. Capricho oton~al 秋の奇想曲 (Federico)
12. El lloron 泣き虫
MCで、終わりまで間違えずに演奏できたのは2回くらい、とおっしゃってました。真偽のほどはわかりませんが、リズムと各楽器が入るタイミングが楽しい曲ですね。
13. Tierra querida 我が故郷 (Julio De Caro)
14. Canaro en paris パリのカナロ (Alejandro Scarpino&Juan Caldarella)
2003年にライヴ録音された喜多直毅+タンゴフォビクス(vn,vc,gt,pf,bという編成)の『Concert in Morioka』に収録されています。2008年ごろ買って、好きで何回も聴きました。
なので、このトリオでのアレンジで一番最初の部分を初めて聴いた時は、え?と思ったのが正直な心境。でも、今夜のヴァイオリンが歌うところや、後半部分のヴァイオリンとバンドネオンの高速ユニゾンのところ等々、こちらもとても惹かれました。
アンコール;La Cumparsita (Rodriguez)
敢えて密やかに奏でるヴァイオリンソロ。良いなぁ。
次回は12月11日(火)、三鷹・UNA MAS だそうです。(後日SNSに掲載されていました)