もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅&黒田京子デュオ@Salon Honjo

お二人にしては、3月以来のちょっとあいだが空いたライヴ。満席でした。
美しくて激しくて鋭くてとても良かった!
黒田京子さんのピアノ、もっと聴きに行きたいなぁ。(なかなか以前のような生活のゆとりが確保出来なくて。くりくら音楽会は予約しました。)
リリーマルレーンの終わりの方でヴァイオリンが奏でた、軍隊ラッパのようなフレーズがとても印象的でした。
ラスト一つ前の曲の途中でヴァイオリンの弦が切れましたが、張り替えずそのまま続行。
久しぶりに、弦の切れ端を付けたままのヴァイオリンを弾く直毅さんを見ました。
弦は切れない方が良いのでしょうけれど、全体的に人としての芯が強くなって行く気がします。すごい人だ。

6月17日
喜多直毅 (ヴァイオリン、朗読)
黒田京子 (ピアノ)

01. 見上げてごらん夜の星を (いずみたく作曲)
02. 黒いカマキリ (喜多直毅作曲)
ロマンティックに歌いあげて、次はこの鋭い演奏です。
もう、堪らないですよ。
03. 忘れな草をあなたに (江口浩司作曲)
04. 主よ、人の望みの喜びよ (J.S.BACH)
自由なアレンジ。
05. 遠くへ行きたい (中村八大作曲)
休憩
06. ゴンドラの唄 (中山晋平作曲)
タイトルを告げられても知らない方が多かったようですが、♪いのち 短し 恋せよ 乙女♪です。
黒澤明監督の映画『生きる』で、主人公が公園のブランコに乗りながら訥々と口ずさむシーンが有名ですね。
映画をレンタルで見たのは数ヶ月くらい前です。実は私、高校の卒業文集にこの文を書きました。
07. 他人の顔 (武満徹作曲)
08. Zuravli 鶴 (R.ガムザトフ作詞、Y.フレンケリ作曲)
直毅さんが詩を読んでから曲に入りました。ガムザトフが広島の原爆資料館を見た印象をもとに書いたものだそうです。
09. リリーマルレーン