もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×伊藤芳輝@エル・チョクロ 

6年振りの共演のせいもあってか、お客さん大勢でした。
針が振り切れそうなヴァイオリン。
カーラ・ブレイの" Utviklingssang "では、苦悩し、もがきながら進んでいる姿を連想してしまった。
ギギーとヴァイオリンで叫び、直後に澄んだ美しい音色で終わったのは「ノルウェーの森」だった。
直毅さんの表現の幅の広さに感嘆です。
伊藤さん、それをしっかり支えて、ギターの出番ではきれいに奏でる。
約1ヶ月弱、ヨーロッパでまた新しい経験をされて、どう変化するのか、楽しみにして帰国を待ちます。

10月16日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
伊藤芳輝 (ギター)

01. イパネマの娘
02. 板橋区 (喜多直毅作曲)
もう、ここでアンコール曲を聴いている様な盛り上がり。
03. ダウン・ザ・ライン (ジム・ホール)
曲名、間違ってるかもしれません。
04. What Are You Doing The Rest Of Your Life? (ミシェル・ルグラン)
急遽、しっとりした曲を入れてました。
05. リベルタンゴ (アストル・ピアソラ)
休憩
06. ? (伊藤芳輝作曲、新曲)
07. ラ・フィエス
08. ノルウェーの森
伊藤さんはビートルズファンだそうです。
ヴァイオリンにクリップ付けて、良い音色を奏でる直毅さん。ここにこれを入れる発想が素敵だ。
09. Utviklingssang (カーラ・ブレイ)
短い一つの旋律を繰り返す曲。初めは淡々と、やがて、激しく、身を削るような直毅さんの演奏。
聴く側の心に突き刺さりましたよ。
10. 兄と妹 (喜多直毅作曲)
ギターとデュオの時には、定番のように演奏していた曲。久しぶりに聴きました。
アンコール; オブリビオン (アストル・ピアソラ)