もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×三枝伸太郎@インエフ

初演デュオ、どころか、喜多直毅カルテット以外で初共演のお二人。
ヴァイオリンが激しく行ったら、ピアノも負けずに返す。
勿論、小さな小さな音量の音色の美しさもたっぷり味わいました。
1stセット最後の「はたご屋」で、ヴァイオリンがザッザッと伴奏的に奏でるうちに、やがて捻れて行くところ、直毅さんらしくてとても好きです。

1月16日
喜多直毅(ヴァイオリン)
三枝伸太郎(ピアノ)

01. valencia (富樫雅彦作曲)
今日は喜多直毅カルテットの曲は、やりません。と宣言して開始。
02. シャリバリ (作者不詳)
この曲、大好きです!あまり頻繁には演奏されないので、始まるとニコニコしてしまう。
03. rain song (三枝伸太郎作曲)
美しい。
04. Chorinho pra ele (Hermeto Pascoal)
相当いろいろな道筋を通って終わりました。楽しかった。
最後の「2倍速」は特に無し。その前からかなり速かった。でも決して崩壊はしません。
05. はたご屋 (Brigitte Fontaineの歌った曲)
力強い。

休憩
06. Item 6,D.I.T (Steve Swallow)
これも楽しかった!
07. タイトル未定 (三枝伸太郎作曲)
08. Women's Dance (Milcho Leviev)
5拍子が心地よいのです。ピアノがシャンとして揺らぐことがない。
09. Alfonsina y el Mar アルフォンシーナと海 (Ariel Ramirez)
ヴァイオリンの音色が何ともいえず、美しい。
10. Eu sei que vou te amar (Jobim)
アンコール;Chiqilin de Bachin  (Astor Piazzolla)
訳詩を直毅さんが読んでから演奏に。
絶妙でした。

喜多直毅さん、今までにいろいろなピアニストとデュオで演奏されていますが、三枝さんとの組み合せは新鮮でした。
再演して欲しいなぁ。
まずは、3月31日・ティアラ江東小ホールでの喜多直毅カルテット(喜多直毅、北村聡、三枝伸太郎、田辺和弘)の公演ですね。