もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

齋藤徹×喜多直毅@キャンディ

待ちに待った即興演奏のライヴです。
午後3時開演で、キャンディの窓には覆いもありましたが西日が差し込んで来て、西方浄土のようでした。
直毅さん、良い音だったなぁ。
徹さんは巨人だ!


8月18日
齋藤徹(コントラバス)
喜多直毅(ヴァイオリン)


1stセット
コントラバスは指弾きから始まった。ボン、ボン、ボンと音を置いて行く。
昨日ちょうど徹さんのソロアルバムを家で聞いてました。
このお二人にとって、演奏するってどういうことなんだろう。
自分を出すこと?
人を受け入れること?
「やりとり」的なところもあったし、ある種の治療を見て(聞いて)いるように感じたところもありました。
後半、ヴァイオリンの肩当てが落ちて、そこからがまたおもしろかった。


(休憩時間に、客席に鬼怒無月さんが入ってらっしゃいました。)


2ndセット
西日が入ってさらに良い雰囲気になる。
徹さんはコントラバスの弦のずっと下の方、直毅さんはヴァイオリンのボディを、それぞれ弓で擦っている場面もあった。
最後にコントラバスを変則チューニングにして、「あの世界」に行った。


短めに、ということでもう一つ。
初めはヴァイオリンだけで演奏。これが今の喜多直毅のヴァイオリン。
9月から、私は辛いなぁ。(直毅さん、10月後半頃までヨーロッパに行くそうです。)
徹さんも加わり、最後は静かに終わった。