もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×黒田京子@インエフ

喜多直毅さんのヴァイオリンの音色は完全に美しい。こんな美しい音色を奏でる人が他にいるだろうか?
終盤のMCで「復帰」という言葉も出ました。
嬉しい!そしてどうか、もちろん、ご自分のペースで。


12月10日
喜多直毅(ヴァイオリン)
黒田京子(ピアノ)


01. おきな草のテーマ(黒田京子作曲)
ピアノソロ
黒田京子さんのピアノソロは、曲のような曲でないような曲でした。歌う曲も好きですが、こういう曲は好き。「おきな草のテーマ」。私のイメージするいつもの音色より、柔らかくふくらんでいた気がしました。
02. 即興
ヴァイオリンソロ
ソロの即興については、少し迷ってる感じが正直ありました。音色は最高!
03. 即興
デュオで。
何しろピアノが入るとヴァイオリンがグッと上がるのです。広がると言っても良いですね。
いったん終わりかける雰囲気になって、さらに爆発するところが良かった!
休憩



04. ラ・ジョローナ (泣き女)
このデュオでやるのは初めてだと思います。つまり、直毅さんが主旋律になるのは初めてかも。今までは峰万里恵さんが歌っていて、そこにヴァイオリンだった。
1stセット最後の即興の前に黒田さんに聞かれてもチューニングしなかった直毅さん、ここではチューニングしてました。
唖然とするほどの歌い様。決してくどくは無い。(もちろん)
演奏が終わって、黒田さんが敢えてMCを入れて「空気を柔らかく」したほどでした。
http://www.youtube.com/watch?v=0gQ31m4Yt0s
05. 青いスカーフ Синий  платочек(ワジム・コージン)
こういう、オリジナルではない曲をたっぷりと歌います。
06. My Wonderful Life (富樫雅彦作曲)
富樫ナンバーでこの曲はあまり回数やっていないように思います。もしかしたら、私は直毅さんのヴァイオリンでは聞いていないかも。(太田恵資さんでは聞いている.)
07. 他人の顔 (武満徹作曲)
今は11日の夜ですが、今日の日中、仕事しながらこの旋律が蘇って来ました。
あえて調子はずれに弾いて、そこから狂って行ったかな。
08. 闇夜を抱く君へ (黒田京子作曲)
タイトルコールなし。旋律に入る前にヴァイオリンがいろいろなことをして、でも、終着点で「あ、これは?」という雰囲気になり、この曲の暖かい音から始まる。
ずっと聞いていたかった。
アンコール;ESTRADA BRANCA (Antonio Carlos Jobim作曲)