もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

黒田京子トリオ@インエフ

今月2回目の黒田京子トリオライヴは全て富樫雅彦さんの曲でした。
すごく良かった!
明るい旋律も、リズムも、美しい音の響きも、本当に自由なんです。


4月16日
黒田京子トリオ
黒田京子(ピアノ)
翠川敬基(チェロ)
喜多直毅(ヴァイオリン)


どうも開演時間に辿りつけない日々が続きます。
ドアを開けると、知っている曲をやっていたけれど、タイトルわかりませんでした。
そして、
・スケッチ2〜フリー〜スケッチ3
・ミスター・ジョーク
で1stセットは終了。


耳の状態がだいぶ良くなって来たので、前から二つ目の椅子に座りました。
何も無くていい、音楽さえ聞ければ後は求めない!と自分で自分に確認しました。
弦楽器が好きなんです。特に好きな喜多直毅さんと翠川敬基さんです。なので、もし順位を付けるとすると黒田京子さんは3番になりますが、ピアノもバランスがとても好きな感じでした。


2ndセット
01. オレンジ
富樫さんの曲は明るくて誰にでも受け入れられる感じがあり、同時に空の高いところとつながっているように思います。
02. ブラブラ
ドレミ、で始まる主旋律が愉快。
03. wishing
私、この方たちの音楽にべた惚れです。前から好きだったけど、今までに何度も「今日はすごい!」と思い直したけれど、それをさらに上回るくらい好きです。
真剣です。命懸けと言ってもおおげさではない真剣さで演奏されています。そして、放出される音は美しくて、全体として自由なんです。
視覚も大事。ふふ。
『翠川敬基さんのチェロ(の弦)と喜多直毅さんの弓が平行、翠川さんの弓と喜多さんのヴァイオリン(の弦)が平行だった。
4つの線は直角で完全に美しい。』
とツイートしましたが、縦横、縦横のラインが見事だったんですよ。
04. It's Tune
出だしのフレーズでちょっと躓いてやり直し(笑)この箇所に限らず、聞いている分には簡単そうですが、すごく難しいことをやっているのでしょう。
カッコ良く、ジャズだった。
アンコール;Valencia
猛烈に良かった!
終わってから、向かいの席のお客さんに「素晴らしかったですね」と声を掛けられ、「はい!」と返事しました。(この方たぶん翠川さんを30年以上聞き続けてらっしゃる方で、「1976年1月16日 於日仏会館第二回インスピレーション&パワー 翠川敬基プロデュース「『名状不可能』」を生で聞いた時の話を伺ったことあります。)


来月5月の黒田京子トリオは22日新宿ピットイン、23日渋谷・公園通りクラシックス2連チャン、インエフでは7月にやります、と告知がありました。