もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

ウタウタ(松本泰子×喜多直毅×長谷川友二×和田啓)@音や金時

帰り際にちょっと言おうとしたけれど直接は言えなかったのはだいたいこういう中身です。(ツイートしました。)
『やっぱり悪人だ、喜多直毅(呼び捨て)。こんなに人の心を掻き乱し痺れを引き起こし翻弄する演奏。天国と地獄の往復が何回あったの?!でも両方快楽かな。』


歩きながらこのツイートをして、ちょっとだけ泣いた。
胃が痛いのも、体がフラフラするのも、すべてあなたのせいだ。違うけど。


9月22日
ウタウタ
松本泰子(うた)
喜多直毅(ヴァイオリン、リコーダー、ほか)
長谷川友二(ギター、うた)
和田啓(打楽器)



01. この空の下 (喜多直毅作詞作曲)
ストレートにヴァイオリンが歌う。素直に、ああ、良い歌だと思った。
02. せせらぎ (和田啓作詞作曲)
03. 旅する者が出会うのは (喜多直毅作詞作曲)
たっぷり歌う。今夜のテーマは「交互」?
04. 兵隊たちの軍歌 (宮沢賢治の詩、和田啓作曲)
直毅さん、とうとうリコーダーで旋律吹いた。半分近くリコーダー吹いてたんじゃないかな。
修行なのかなぁ、聞く側の修行。リコーダーは絶対に嫌、ということではないけど、ヴァイオリンが聞きたいというのが本心です。
05. ○○○○ハーベスト
英語の詩。
ゆったり美しい部分と、最後に強く激しい部分があった。
06. メランコリー・イン・カイロ (和田啓作曲)
途中、チューニングメーターをヴァイオリンの駒の上あたりに乗せてスイッチオン。電子音が鳴る。同じ音程で声を出す。ヴァイオリンがギュルギュルと炎上する。
大好きです!
休憩


07. 砂時計 (和田啓作詞作曲)
08. 影法師 (喜多直毅作詞作曲)
暴力的なヴァイオリンから始まった。汽笛ぶえも鋭く響く。迫ってきて突き落とされてしまう。どうしたらいいんだろうと思うくらいに、のめり込んでしまう。
率直に言って、リズムは珍しく一部ずれていたと思うけれど、それ以上に全体が威力のある演奏だった。
09. 春が来ると (喜多直毅作詞作曲)
これ、(今の私の状態)、「振り回されている」と言うのでしょう。気持ちがクラクラする。終わっても拍手出来ない。
10. みちしるべ (和田啓作曲、初演)
11. 歌うたいの落ち葉 (松本泰子作詞作曲)
静かに終わりました。美しい♪
アンコール;タイトル未定 (通称「和田 1」)(和田啓作曲)
アドリブソロでヴァイオリンがアラビックな流れで出ると、カホンをダルブッカにサッと換えて演奏する和田啓さん、素敵です!
泰子さんのヴォイスも迫力あって良かった!


直毅さん、床に座布団敷いて、正座や胡坐で演奏なさってました。