2021.11.22 内橋和久ダクソファンソロ@バー・イッシー
半年ぶりにこの日記をやっぱり書くことにしました。ちなみに、生の音楽を聴きに行かなかった期間に映画を4回( 全て新谷ゆづみさん目当てです)、渋谷らくごを1回見ています。
2021年11月22日
内橋和久ダクソフォンソロ@バー・イッシー
アルバム「Singing Daxophone」の発売記念2daysコンサートの1日目でした。ダクソフォンが歌う。たくさん曲があって楽しかった。
武田理沙+芳垣安洋@公園通りクラシックス
『やんてらの企画 聴こえるスペース vol.57』に行って来ました。生演奏を聴くのは久しぶり。
初めての武田理沙さん。あちこちで話題のこの方、一度聴いてみたかったのです。ピアノとシンセサイザーを弾いて、カッコ良かった。芳垣さんは独特のドラムセット。金属系の音量が私には時々辛かったです。基本のリズムは揺るがず、どっしりして良い感じ。2セットのあと、拍手が湧いてアンコール。途中から武田さんもスティックを持ち、ドラムを叩きます。芳垣さんは、ドラムセットをどんどん解体しながら演奏していて、ここはとてもおもしろかった。
また別の組合せで聴いてみたいな。
10月9日
武田理沙(ピアノ、シンセサイザー、ドラムス)
芳垣安洋(ドラムス)
6月19日13時の回 未練の幽霊と怪物 -『挫波』『敦賀』@神奈川芸術劇場大スタジオ
満席でした。
昨年6月に上演される予定が、パンデミックの影響で約1年延期になった音楽劇です。パンフレットには能『挫波』、能『敦賀』とありました。延期が発表された後に、映像作品『「未練の幽霊と怪物」の上演の幽霊』が作られていて、私はスマホでそれを見ています。
シテ、ワキ、アイ、歌手の方々は生で見るのは初めて。シテの身体の動きには感嘆しました。見事。特に森山未來さんが良かった。台詞回しが独特ですが、去年映像作品を見ていたのでそれほど面食らうことはなく。後シテで登場する時に、ピカピカ光る透明な面?メイク?だったのは意外でした。ワキはワキらしく、観客を日常から劇の世界へつなぎます。太田さんが台詞を発しながら手足を独特の形で動かしていたのが印象的でした。もちろん、シテが注目されるシーンでは気配を消すかのように、ほぼ微動だにしません。アイは口調、動き、全部楽しかったし、内橋さんとの音のやり取りがおもしろかった。
音楽。内橋さんは『挫波』ではダクソフォン、『敦賀』ではレゾナントハープギター(彼が考案した新楽器)を主に演奏し、アイの片桐さんと絡むシーンではギターを弾いてらした。筒井さん、吉本さんはずっとダクソフォン。お二人は打楽器的なところが多かった。あらかじめ内橋さんが作成した音が流されるところもありました。うた、は七尾さんもうたい(地謡、と表現されてる方をネットでお見かけしました)、他の出演者もうたっていました、よね。
題材がザハ・ハディドの新国立競技場と、高速増殖炉もんじゅ。これを能のフォーマットでやる、と聞いた時に、正直、どうかな?と思いました。私はいわゆる新作能が好きではないので。でも、音楽、美術、衣装、舞台装置など、しっかり現代的なもので構成されていて、中途半端さがなく良かったです。
作・演出 岡田利規
音楽監督 内橋和久
能『挫波』
ワキ(観光客) 太田信吾
シテ(日本の建築家) 森山未來
アイ(近所の人) 片桐はいり
歌手 七尾旅人
演奏 内橋和久、筒井響子、吉本裕美子
能『敦賀』
ワキ(旅行者) 栗原類
シテ(波打ち際の女) 石橋静河
アイ(近所の人) 片桐はいり
歌手 七尾旅人
演奏 内橋和久、筒井響子、吉本裕美子
喜多直毅、田辺和弘@松本弦楽器
前回このデュオを聴いた時('20.11.28)は曲だったので、今夜もそうかなぁ…と予想したら違いました。30分くらいの即興演奏を2本。時間は短くても充実!
1stセット、何より喜多直毅さんのヴァイオリンの音色に気分が高揚しました。瑞々しくて、たっぷり満たされているようで、でも決して過剰ではない。私はこれが好きなのです。お二方とも納得して、ここ、という地点で終曲。
2ndセットは、そういう打合せだったのかどうか、それぞれ通常の弓以外のものを使ったり、弦に物を取り付けたりする場面がいろいろありました。喜多さんが魂柱(箸くらいの長さ)を使っているのは久しぶりに見ました。七針で加藤崇之さん、瀬尾高志さんとやったのはいつだっけ?と調べたら2011年10月。あの頃お箸とかもよく使ってらっしゃいましたね。明日、江古田でソロライブをなさる田辺さんも、喜多直毅さんと1対1の、ある種緊迫状況のなかでとても良い感じでした。行って良かったです。
5月8日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
田辺和弘 (コントラバス)
喜多直毅、翠川敬基、西嶋徹@エアジン
即興演奏を休憩挟んで二つ。美しくて、納得のいく音の流れでした。お店の無料配信になるアンコール(即興演奏)もロマンティックで良かった。
4月24日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
翠川敬基 (チェロ)
西嶋徹 (コントラバス)
照内央晴、喜多直毅@Cool jojo
休憩を挟んで2セット。こういう即興演奏を聴くのは久しぶりでした。お客さんが多くて、演者さんの方が驚いてました。
3月28日
照内央晴 (ピアノ)
喜多直毅 (ヴァイオリン)