もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

池田みさ子タンゴトリオ(池田みさ子、池田達則、喜多直毅)@狛江・オルテンシア

アルゼンチンタンゴライヴ、楽しかった!
(1曲だけ、ヴァイオリン大活躍のコンチネンタルタンゴ『ジェラシー』あり)
喜多直毅さん、音大生時代からバンドネオン奏者池田光夫さん(故人)に "大変お世話になった"そうです。
私のような地方出身者には「若い頃、タンゴ好きだったよ」と語る知り合いはいませんが、東京ではある年齢層に一定数の根強いタンゴファンがいらっしゃる。
今夜は、15年前に亡くなった池田光夫さんを偲ぶ意味あいもあり、彼の娘さんでピアニストであるみさ子さんと直毅さんが、親しげに思い出話をなさって良い感じでした。
同じテーブルになったお客さん(初・喜多直毅)が、ヴァイオリンの弓の毛が切れるの初めて見ました!とおっしゃっていて、ふふふ、と思いました。「私は喜多直毅さんのリーダーバンドが一番好きです。今度演奏するのは3月なんですけど」とアピールしちゃいました。

1stセットでは、『黒い瞳』の冒頭のヴァイオリンの旋律が心に沁みました。
ピアノもバンドネオンも、軽過ぎず、重過ぎず。
2ndセット、『ジェラシー』は有名曲ですね。そりゃ、喜多直毅が弾けばカッコ良い!『リベルタンゴ』も、もちろんのこと。
" Todos los suenos 夢のすべて" で、ピアノが、ヴァイオリンが美しかった。
アンコールに『ラ・クンパルシータ』。タンゴに詳しくは無い私には、ちょっと変わったアレンジでおもしろかったです。
気持ちの良いライヴでした。
今日の仕事は泣きそうなくらいカラダがきつかったけれど、ライヴに行って治りました。

11月10日
池田みさ子タンゴトリオ
池田みさ子 (ピアノ)
池田達則 (バンドネオン)
喜多直毅 (ヴァイオリン)