もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅&黒田京子デュオ@チェチリア工房

「ヴァイオリンとピアノの音楽物語」というタイトルのコンサートでした。
じんわり来たり、うっとりしたり。
ヴァイオリンの弦にクリップを付けて、新しい音もありましたよ。

6月11日
喜多直毅 (ヴァイオリン)
黒田京子 (ピアノ)

01. 忘れな草をあなたに
直毅さんは、倍賞千恵子さんの歌でこの曲を知り、良いなぁと思ったそうです。
たっぷりうたうヴァイオリンにじんわりしてしまいました。
02.  Last Tango in Paris ラストタンゴ・イン・パリ (GATO BARBIERI)
映画音楽です。私もちょっとだけYouTubeで映画見ましたが、全部見る気にはならなかった。映画はともかく、演奏が大好きです。
03. Limelight (Charles Chaplin)
04. テネシー・ワルツ
これはリクエストされた曲だそうです。直毅さんが詩を読んで紹介してから演奏。哀しい出来事のうただったのですね。
05. Les parapluies de Cherbourg シェルブールの雨傘 (Michel Legrand)
一番最後のところ、ヴァイオリンが独奏で重音で奏でたところがとても良かったなぁ。
休憩
06. 五木の子守唄
山崎ハコの歌がまず頭に浮かんで来ました。
https://www.youtube.com/watch?v=nFvUhswter4
07. 他人の顔 (武満徹作曲)
いろいろ「遊んで」いて、楽しかった。
08. 見上げてごらん夜の星を
09. 遠くへ行きたい
黒田さんが、「遠くへ行きたい…」とつぶやき、少し観客に話しかけて始まりました。終盤でピアノが単旋律を奏でたところ、場の空気がグッと集中しましたね。
10.  Lily Marlene リリー・マルレーン
3日の演奏とはまた違っていて、たくさんのひらめきや引き出しがあるんだろうなぁと感嘆します。
ピアノ、爆撃を連想させる音の後の旋律が特に美しかった。
奏者それぞれ、別の箇所で歌ったりハミングしたりしておられました。
アンコール; 黄昏のビギン
ヴァイオリンの弦をクリップ?で挟んで、水琴窟のような音を結構長い間奏でていて、この音色は初めて聴いたかもしれません。色が透明な感じでした。
クリップをはずして普段の音色に戻り、歌うヴァイオリンにうっとりでした。