ウタウタ(松本泰子、喜多直毅、長谷川友二、和田啓)@音や金時

松本泰子さんが中心の「うたう」ユニット。ウタウタ。
直毅さんの音楽活動のなかで、ちょっと異色かな。
場の雰囲気がとても和やかです。そして、曲が“ポピュラー”と言い切るのはためらうけれど、そちら寄りに感じます。
たぶん、泰子さんのお人柄が反映しているのでしょう。
激しいところは、ウンと激しく、鋭い。
メンバー全員が作詞作曲します。
現在、喜多直毅作詞作曲のうたが必ず聴けるのは、このユニットのライヴだけですね。黒田京子さんとのデュオの『軋む音』シリーズや、セッションでたまに自作曲を歌ったこともありましたが。
「この空の下」から、アンコールの「イマジン」まで13曲でした。たっぷり！
「赤い涙」、良かったです。

7月10日
ウタウタ
松本泰子(うた)
喜多直毅(ヴァイオリン)
長谷川友二(ギター、うた)
和田啓(パーカッション)

01.　この空の下 (喜多直毅作詞作曲)
上條恒彦さんのミニアルバムにも収録された名曲ですね。
泰子さん…風船の色は青色です…♪赤い風船♪だと別の歌のイメージが…
02.　歌うたいの落ち葉　(松本泰子作詞作曲)
03.　地図のない町 (松本泰子作詞作曲、初演)
激しい曲でした。
04.　夜風 (和田啓作詞作曲)
05.　死んだ男の残したものは (詩･谷川俊太郎/曲･武満徹)
06.　Culloden's Harvest (Alastair McDonald)
歌い終わって、最後に楽器だけで速いテンポになるところが特に好きです。

休憩
07.　せせらぎ(和田啓作詞作曲)
釣りのイメージから出た言葉が入っているそうです。
泰子さんと長谷川さんでハーモニーになって心地良い。
08.　奄美の子守唄(民謡)
09.　さくら (松本泰子作詞作曲)
10.　夢見し頃(喜多直毅作詞作曲)
11.　落ち葉と落ち葉 (長谷川友二作詞作曲)
12.　赤い涙(喜多直毅作詞作曲)
和田さんのソロ(最後はカホン)がたっぷり入り、次に直毅さんが入って来て激しく、カッコ良く。
この歌詞は珍しく『です､ます調』で、それが一層内容の悲惨さを際立たせている気がします。
アンコール；IMAGINE(John Lennon)
泰子さんが今の日本の情勢にも少し触れて、歌が始まりました。